BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

魔法先生ネギま! 337時間目 『力になりたい!』

2011-09-07 15:45:50 | UQH/ネギま!
茶々丸とユエに焦点を当てながら、ネギの計画の片鱗を見せたのはうまいかな。

前者からは、この計画が数十年から百年単位のもの
後者からは、魔法世界=火星と現実世界=地球との往来を示唆

ここから考えると、魔法世界の住人を地球に移住させることを想定してるみたい。

で、実験期間を、アリアドネー大使のような形で、
魔法世界人を現実世界で生活できる環境をどう作るか、その対策が試みられる。

前の描写だと、クーネルは現実世界での実体化が困難なようだから。
となると、実体化を長期にわたって固定化させるための方策が必要になり、
そのことを何とかしようとする。

この点から考えると、意外と茶々丸的ロボ的存在は、一つの鍵になるのかも。
魔法世界人の実体化の試作体というか。
超鈴音は、そのことを見越していたのかもしれない。
といっても、ここ真面目に考えるとタイムパラドックスになるけど。

ネギが魔法世界で遊説をしているのも、
まずは、大戦の英雄ということで名を売っておいてから、
いざ魔法世界からの大量移民開始!って段になって時に、
合意が取れるようにしている、ということなんだろうな。

ポヨの話では、魔法世界消滅は10年後とみなされているから、百年計画ではどうしても時間が合わない。

となると、最悪の場合、90年間ほど、魔法世界でも地球でもない第三の場所に逃げ込まないといけなくなる。で、それが、前回フェイトが言っていた「エレベータ」が絡む話で、おそらくは、地球の衛星軌道上か、もしくは、月に「仮設の移民先」を用意する。そのための資金源獲得のために雪広グループと千鶴の実家のような財界要人を巻き込んでいる。彼女らの実家が中心になって、資材確保と各種政府間調整を実施中、ということなのだろう。

なんだか、壮大な話だw

でも、魔法世界住民の全てを救うという計画だとそれくらいスケールが大きくはなってしまうよね。

このままだと、ネギは魔法世界の「第二の造物主」になってしまうよね。
ま、第一の造物主の末裔、というのだから、ある意味、血のなせる技、ってことか。

とはいえ、いささかリアル実社会的要素を気にしすぎじゃないかな、とも思っている。

いや、こういうところにリアル考証のエネルギーを注ぐと、どうしても、そもそもどうして魔法世界なんか作っちゃったんだ、とか、ネギま!の世界の「魔法」ってなんだったのか?、とか、どうしても気になってくるから。魔族のことも。

とりあえず、エヴァが、魔族と人間の間をどうつなぐか、という一種の「実験」から生まれたのは多分間違いないだろう。魔法世界人と人間の間の繋ぎ手が、もしかしたら茶々丸的存在なんじゃないの?というのが、今回示されたヒントのようにも思うし。

あー、ところで、ネギのふるさとの人たちの石化はまだ解けないのかな?
フェイトが仲間になったんだから解呪されていてもよさそうなものだから。

で、ネギのふるさとといえば、相変わらずネカネの存在が気になる。

ネギには姉はいない、ネカネはアスカそっくり、・・・とかの事情を考えると、消息不明のアリカがネカネの中に封印されている、とか想像してしまう。

いや、つまり、もしもネギの考えていることが、魔法世界人の地球への移民計画だとするならば、その過程で、今書いたような、もろもろのネギま!世界の秘密に触れざるを得なくなる。

というか、もうちょっと物語構成的視点から見れば、そうやって、移民計画と魔法世界の創造を関連付けると、ネギの計画を説明していく過程で、この魔法世界の成り立ちを、効率良く、それこそ教科書的にサクッと説明できてしまうように思える。そうやって、ひと通り、魔法世界の成り立ちとか魔法世界人の由来とかダイジェスト的に説明してしまうことで、さっさとナギ=始まりの魔法使いとの最終決戦に望んでしまうのかもしれない。

あ、今気がついたけど、ナギとの最終決戦は多分麻帆良学園、すなわち地球側であるだろうから、そこで、たとえばラカンの実体化という形で、魔法世界人の地球での存続の仕方が活用されるのかもしれない。となると、まずは、ネギの計画を実行に移すことが、物語の展開上も必要になる、ってことなのかも。

しかし、こうなると、前回フェイトが言った、ネギと並び立つにはそれなりの資格が必要、というのもリアルになってくるのかも。なんたって、話のスケールがでかすぎる。

そして、フェイトは、始まりの魔法使い=ナギに仕えていて、そこから離脱したのだから、ナギクラスの存在に仕えるようにならないとプライドが許さない。

よくよく考えたら、要人に仕えるというのは、つまり、マスターと執事の関係というのは、一種の恋愛関係的な信頼関係がなければ成立しない。だとすると、前回のフェイトの様子も納得できたりして。

とはいえ、百年かかる計画かぁ。
もしかしたら、ネギは魔族化してしまったから、その百年も問題なく迎えられてしまうのかな。作中内では、アスナも百年以上生きていた、ということになってるから、そのような長寿?の存在になってもおかしくはないわけで。となると、魂をボディに移せばいつまでも存続可能な茶々丸が秘書役というのも、まんざらではないのかも。

むしろ、ユエの絡み方が気になるところ。
もしかしたら、ユエの記憶がいまだに戻らない、というのは、何か、魔法世界人と地球人の間の往来の上で大事な要素なのかもしれない・・・なんて考えてしまう。

という具合に、新章がぼちぼち始まりかけたところで次回は休載か。
どの段階で次の展開のロードマップが示されるのか、気になるなぁ。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする