BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

境界線上のホライゾン 第12話 『平行線上への相対者』

2011-12-22 12:12:00 | Weblog
ホライゾンとトーリの平行線の相対はいいね。

これ、正純がインノケンティウスと相対して平行線をたどるというのがちゃんと前フリとして生きているんだよね。ここは原作を読んだ時にえらく感心したところ。この物語の象徴である「境界線」を引き出すためには「平行線」の対峙が必要で、その平行線という対話戦術が異端審問の中で生み出されたものだった。この前フリがないと実は「境界線」が引き出される理由がわからない。

平行線というのは、この物語世界では、重奏世界とリアル世界との平行線も意図されているだろうし。で、その両者の間で、さしあたって折り合いをつけるところが「境界線」ということになる。

もちろん、ホライゾンの立場に立てば、自動人形と人間との間の縁に立っていることも示唆している(それがタイトルの意味)。

ということで、いろいろと示唆的。

このあたりは、原作を読む方が、厚みのある印象を持つように思える。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ワンピース-ONE PIECE- 第650話 『知っておくべき2つの変化』

2011-12-22 11:41:39 | ワンピ
情報量がとんでもなく多い回。
というかルフィらの修行期間の二年間に起こったことのダイジェストだから密度が高いことを仕方ないか。

海軍の赤犬化
青キジの遁走
黒ひげの四皇化 + 能力奪取の定着
しらほし=三大兵器ポセイドン
他の二つ=プルトン、ウラヌス

と、ワンピ世界の勢力動向の要約が提示された。

ともあれ、赤犬の総大将化で、海軍が完全な敵キャラに位置づけられたわけで。
で、その海軍の浄化作用として青キジが位置づけられる。
ルフィ同様覇気に目覚めたコビーは、もしかしたら青キジの方に合流するのかも。

青キジといえばロビンだし、ロビンはこの二年間革命軍と共にあったわけだから、青キジ、ロビン、革命軍、が繋がる可能性もある。
あるいは、すでに、青キジが革命軍に接触して、その結果、ロビンが革命軍から追われるようにしてルフィらに合流するはめになったのかもしれない。
意外と、ロビンは既にプルトンやウラヌスについて情報を持っているのかも。

しかし、ここに来て、ホント、ロビンがオハラ=世界の知恵の集積島のただ一人の生き残りという設定が生きてきているのはいいね。彼女は、物語全体の謎を説く第二の主人公として位置づけられる。

ルフィやゾロ、サンジが、武力としての「力」を体現しているとすれば、ロビンは「諜報」としての力を担ってるわけで。今後、麦わらの一味のとんでもない危機で、ロビンがぎりぎりの交渉術を駆使してくるような場面もでてくるのかもしれない。いわば、ジョジョ的、もしくはハンター×ハンター的心理戦をロビンが行う。物語が世界の秘密に繋がる以上、そうした、大人の役回りも必要になるわけで。そういう意味では、ロビン以後の仲間がルフィらよりも年長の大人として設定されているのは、そのあたりのバランスを考えてのことかもしれない。

となると、ジンベエの仲間入りもまんざらではないことになる。この数回の描写で結構、ジンベエは情報通というか、意外と細かいことを気にかけるタイプだということがわかったから、文字通り、麦わらの一味の副長にうってつけ、という気がする。是非、仲間入りをw

で、こうしたワンピ世界の勢力図や秘密に関わるところで、

四皇ビッグ・マム の登場

というイベントが早々に行われる・・・のだが、実はこのビッグ・マム、だれだっけ、あのナミがゾンビの島で仲良くなった人、あ、ローラか。あのローラの母親ではないかと思ってるのだけど。確か、ローラの母親は海賊だ、と言ってたよね。

なので、ナミがローラからもらったビブル・カードだっけ?を見せて、意外とあっさり、打ち解けてしまうのではないかと思っている。

というか、そのためにカリブーが持ちだした財宝の奪還を指揮するのがナミなんじゃないかな、と。

で、そのカリブーは、しらほしの秘密の頒布役として、しばらくの間、物語のトリックスターとして、小物だけど、重要な情報を世間に頒布していく役割を果たすのだろう。

上の情報だと、王下七武海の話が抜けていて、当然、総大将が赤犬に変わったら、七武海も今まで通りということはないだろうから、多分、ド・フラミンゴあたりがカリブーの情報を得るとか。でその現場を、カリブーが持ち逃げした財宝を追ったナミらルフィ一行が目撃する。そんな感じかな。

それにしても、さすがは二年経ってからの新章突入という感じで、話がデカイ。

このワンピ世界のデカイ話に、今後、どうルフィらが絡んでいくのか。

考えただけでワクワクするのだが、しかし、これ、終了まで恐ろしく話が長いよな、きっと。となると、果たしてそれまでジャンプが続くのか、ということのほうが気になってくるw

ワンピは、例のエース処刑の話のところから、物語のトーンが大きく変わったように思っていたのだけど、それが、ここに来てたしかにそうだったと確信できるようになった。

とりあえずは次回の内容で先ずどこに向かうかが楽しみ。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする