うん、これはよかった。
文字通り、しり上がりに話がまとまっていた感じで。
よく出来てるなぁ。
というか、安心のボンズ・クオリティ。
ボンズは、いい構成と脚本に恵まれるとホント、いいヒットを飛ばすよね。
いい仕上がり。佳作。
坂口安吾が原作と聞いて、何だそれ?と思ったわけだけど、それをうまく現代風にアレンジして、微妙に、探偵物、SF物、時代物、をうまく混ぜあわせた創作料理に仕立てたところがよかった。
もっとも、今回の太陽光(もとい太陽熱かw)エネルギー話を含めて、あからさまに311後の日本の状況を踏まえての構成になっているから、多分にメッセージ性のある話になっているわけだけど、そのあたりは見る側が差っ引いいて適当に解釈しろ、ということなのだろうな。
なぜなら、安吾の原作の改変ものであるという時点で、ある程度は時代批評のようなものになることは織り込み済みなわけだから。その分、わかりやすい。同じアプローチで作っているのに、ギルクラよりも安心して見れるのはそういうのもある。予め解毒されているところがあるから。こういうのは、とことん、バランスだな、と思う。
特に、この最終回は、捕物帳的な仕掛けもあり、また、今までのエピソードが何だかんだいって集約されていて、各回が最終回に向けてのパズルのピースだったと思わせるところもあって面白い。最終話を見ないと、あ、あれがあとで効いてくるのか、とはわからないわけだから。
このあたりは、やたらお約束とかフラグとかという言葉で、終幕のイメージを牽引するような構成の作品が乱発されていることからすれば、とてもスマートだと思う。
物語的には、確かに風守が登場した当たりから、物語の幅も主人公の行動範囲も一気に広がってよかった。因果が人外で、風守がAIというのは、まぁ、ある意味で『禁書目録』的な世界なわけだけど、そのアンバランスさを、安吾的な社会正義の所在を目的にすることで、バケモノやネットワークの存在にきちんと意味が与えられたのがよかった。
多分、ノイタミナ枠で一番いい出来だったんじゃないかな。
ということで、これは二期を是非。
安心のクオリティだからw
文字通り、しり上がりに話がまとまっていた感じで。
よく出来てるなぁ。
というか、安心のボンズ・クオリティ。
ボンズは、いい構成と脚本に恵まれるとホント、いいヒットを飛ばすよね。
いい仕上がり。佳作。
坂口安吾が原作と聞いて、何だそれ?と思ったわけだけど、それをうまく現代風にアレンジして、微妙に、探偵物、SF物、時代物、をうまく混ぜあわせた創作料理に仕立てたところがよかった。
もっとも、今回の太陽光(もとい太陽熱かw)エネルギー話を含めて、あからさまに311後の日本の状況を踏まえての構成になっているから、多分にメッセージ性のある話になっているわけだけど、そのあたりは見る側が差っ引いいて適当に解釈しろ、ということなのだろうな。
なぜなら、安吾の原作の改変ものであるという時点で、ある程度は時代批評のようなものになることは織り込み済みなわけだから。その分、わかりやすい。同じアプローチで作っているのに、ギルクラよりも安心して見れるのはそういうのもある。予め解毒されているところがあるから。こういうのは、とことん、バランスだな、と思う。
特に、この最終回は、捕物帳的な仕掛けもあり、また、今までのエピソードが何だかんだいって集約されていて、各回が最終回に向けてのパズルのピースだったと思わせるところもあって面白い。最終話を見ないと、あ、あれがあとで効いてくるのか、とはわからないわけだから。
このあたりは、やたらお約束とかフラグとかという言葉で、終幕のイメージを牽引するような構成の作品が乱発されていることからすれば、とてもスマートだと思う。
物語的には、確かに風守が登場した当たりから、物語の幅も主人公の行動範囲も一気に広がってよかった。因果が人外で、風守がAIというのは、まぁ、ある意味で『禁書目録』的な世界なわけだけど、そのアンバランスさを、安吾的な社会正義の所在を目的にすることで、バケモノやネットワークの存在にきちんと意味が与えられたのがよかった。
多分、ノイタミナ枠で一番いい出来だったんじゃないかな。
ということで、これは二期を是非。
安心のクオリティだからw