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BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 第15巻 感想

2019-06-14 20:01:08 | ダンまち
13巻、14巻と怒涛のような修羅場を、文字通り、命からがらくぐり抜けてきたベルくんw
さすがにこれ以上修羅場続きでは、胃もたれが起こると思ったのか、前巻のあとがきで「次回は日常回です!」と宣言された本巻。
のほほんとした日常を垣間見ることは、はたしてできるのだろうか?

ということで、スペース、空けときます。





















































とりあえず、本巻の山場といえば、

ポ・ン・コ・ツ・エルフ―!!!

に尽きるでしょw

いやー、リューさんのデレが見れただけで感無量w
これをやってくれないことには困るぜ!って感じで。

いやー、このリューさんのエピソードを描くために、今回、こんな連作短編の形式を採用したのかな? 作者、うまいなぁ。。。

と、実は感心していたのだけど、最後まで読んで、あとがきで、ヘスティア・ファミリアの面々の「過去話」はブルーレイの特典でした、って知って、

あー、そうだったのかぁー

と、ちょっとガッカリ。

いや、読み始めて、なんでまた、いまさら、こんな各キャラ設定資料のような内容を書いているんだろうと疑問に思っていたのだけど。
だって、いまさら、ヘスティアが下界に降りてきたときの「駄女神」っぷりを描かれてもなー、と思って、あれ、期待外れ?と思っていたので。

なのだけど、リューさんのところで、なんかこの過去回想がしっくりハマっていて、あー、作者、これがやりたかったのか―、だからなのかー、連作短編形式なのはー、とマジで思っていたのだった。

実際、ポンコツ・エルフの部分は、マジでよかったよ。

なので、特典小説だった過去回想の部分を除けば、14巻の終わりを受けた話であって、そこは、作者、うまく繋いだなぁ、と改めて感心。

ホント、この作者、お話の構成が上手だよねぇ。

で、そんな14巻の結末を受けての話で、誰もが気にかけるのは、ヘスティア・ファミリアの面々のステイタスがどれだけ上昇したのか? にあったわけだけど。

まさか、リリがレベル2になるとはね。
確かにあとがきにあるとおり、リリもあれだけの修羅場を経験してきてレベルが上がらないようなら、ホント、他の冒険者はどうやってレベルあげしてるの? って思うしかないから、妥当な結果だと思うんだけどね。

でも、てっきりベルくんが二階級特進するとばかり思っていたので。

もっとも、ベルくんの場合は、ホントはレベルアップできるところを、レベル急上昇の連続で、またぞろベルくんが悪目立ちするのを恐れたヘスティアが、わざとレベル上げをしなかったみたいだから、ほんとはもうベルくんはレベル5なんだろうね。

むしろ、次の、無理難題の冒険を経て、満を持して「二階級特進」のレベル6、ってことになるのかな。

そこは楽しみだよね。

ともあれ、そういう意味では、エピローグが確かにひとつだけ突出していてい、ここで出てきた「傭兵王ヴァルトシュテイン」とアイズ・ヴァレンシュタインの関係はどうなるのか?というのが、次巻以降の話なんだろうね。

というか、いよいよ懸案(かつアイズにとっては因縁の)「黒龍退治」の話が始まるのね。
これはマジで楽しみw

しかし、このエピソードの「挽歌祭(エレジア)」のときのアイズって、作中時間の流れでいうと、来月にでる外伝の最新刊である12巻の後の話なのかな?

となると、とりあえずロキ・ファミリアの中核はみな、生き残っていることになるけど、どうなのだろう?

そういう意味では、レフィーナを暗示するような人物が記されていなかったことが微妙に気になるかも。。。
もしかして、11巻の結末を受けてレフィーナ、再起不能なり、外伝12巻の展開で実は死亡退場とかしちゃってたりして。。。
まぁ、その結果は、来月にはわかるんだけどね。

しかし、黒龍退治かぁ。
そちらに話が向かうにしても、きっかけは何になるのかね?

いや、あとがきによれば、本編の次の16巻では、酒場の街娘を扱うっていうから。ということは、満を持してシルの素性に迫る、ということでしょ?
つまり、女神フレイヤとシルの関係にメスを入れる、ということでしょ?

となると、シルとフレイヤの関係から、黒龍の話につながっていくのだろうか?

ん? でもその前に、黒龍に敗れたゼウスとヘラの話にまずは向かうのか?
となると、ベルくんの爺さんであるゼウスから入るのかな?

今回もそのことは強調されていたけど、そもそも闇派閥とかイキってきちゃったのも、ゼウスとヘラの2大ファミリアが全滅して、その権力の空白期間に、あれこれ良からぬ奴らが跳梁跋扈するようになった、というから、シルもその中で戦災孤児? になってフレイヤに拾われたりしたのかな?

もっとも、フレイヤ・ファミリアにしてもロキ・ファミリアにしても、そのゼウスとヘルが消えた権力の空白期間に頭角を現してきたわけだから、むしろ、黒龍の跳梁の裏に、フレイヤあたりが一枚噛んでいてもおかしくはないようにも思えるし。

だって、これ、神様たちにすれば、権力の争奪なわけだしね。

なんか、そのあたりのキナ臭い話もありそうだなぁ。

そういう意味では、本編でベルくんが無事レベルアップを遂げていく間に、すでに超人集団であるロキ・ファミリアが外伝で闇派閥の残党狩りを行うことで、うまく黒龍の話につながっていくのかもしれないね。

となると、外伝12巻が、本編にとっても転換点となる、ということなのかね?

ということで、来月の外伝が楽しみだな。
あちらはあちらで、一体どの神が黒幕なのだろう?

あー、でも、やっぱり、ディオニュソスを殺した神の動機のところで、ゼウスとヘラによる黒龍討伐の話が絡んでくるんだろうね、きっと。

うーん、こんなに外伝が楽しみになったのは初めてかもw

しかし、そう思わせる本編15巻の、なんと老獪なことかw

ホント、この作者はストーリーテラーだよなぁ。
素直に感心する。

ということで、来月の外伝が楽しみだ!

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