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白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

五等分の花嫁 第90話 『私とある男子②』 感想

2019-06-19 16:02:39 | 五等分の花嫁
四葉の今までの心情の答え合わせシリーズの4回目。

とうとう風太郎と再会した四葉だったけど、予想通り、あの時の約束からの彼我の違いに愕然として、自分があのときの女の子とは言い出せずじまい。

本当は「風太郎君」と呼びかけたいところを封印しての「上杉さん」だったわけね。

しかし、今回の四葉の回想を読んで改めて思うのは、今までの物語の語り部が風太郎であったこと。

あくまでも彼の目に映ったものとしての四葉の姿でしかなかった。
目つきも、姿勢も、話し方も、ぜんぜん違うからね。
特に今回の最後のシーンなんて、目の輝きが違う。
裏返すと、風太郎の前ではどれだけ表情を作っていたか、ということで。
それでも、たまらず、秘めた想いがにじみ出ていた時はある、ということだよね。
例の風太郎をマンションで看病している場面とか。

しかし、この四葉の本当の想いに、五月だけでなく、他の姉妹も気付いていていたりはしないのかな。少なくとも一花あたりは気付いてそうだよなぁ。
となると、一花もこの後、動き出すのかな?
今回、リアルタイムの場面では、出てきていなかったけど。
二乃や三玖が聞いたら、四葉の話を聞いたら、思い切り混乱しそうだけどね。

それにしても、どうして四葉は自分の思いを五月には伝えることができたのだろう・・・って、一瞬、疑問に思ったのだけど、よく考えれば、あの時の時点で、三玖と一花に脈があるのは明らかで、逆に二乃はまだ超嫌っていた頃だから、消去法で五月しかいなかった、ってことか。

しかし、そうなると、プロットの練り上げ方がすごいな。

とはいえ、今回のポイントは、やっぱり、素の四葉が現れるのが、一人で公園ブランコを漕いでいる時、というぼっち感。
あの公園のブランコは、四葉にとって、心の拠り所だったんだな。

ともあれ、今後、四葉はどう出るのか。
やっぱり、五月がお節介を焼いて、話を混乱させるのかな。
あと、微妙に、三玖の「料理を勉強する」発言は、負けフラグな気がしてきた。きっと風太郎にとっても重いよね。

あとは、意外と、実は、風太郎も、零奈の正体が四葉であることに気付いているんじゃないかな。
というか、そもそも五つ子のなかの一人、というところまで絞れているのだから、むしろ、気付いていて当然、という気もしてくる。

だからこれからの物語のポイントは、いかにして風太郎が恋愛に対する考え方を改めるのか、というところだよな。そこが変わらない限り、一花でも二乃でも三玖であっても、告白したところで玉砕は確定的だから。

その風太郎を心変わりさせるイベントがこの先、何になるのか?

まぁ、直近では、マジで高校卒業後の進路についての話になるのだろうけど。。。

しかし、それにしてもなぁ、四葉のぼっち感が半端ない。
彼女の孤独だけでも、なんとかしてやってほしいぞ、風太郎君。

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