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白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

葬送のフリーレン 第140話 『舞踏会』 感想:ゼーリエはこの帝国の舞踏会に何を望む? 死亡フラグを建てまくっているようにしか見えないのだけど・・・

2024-12-25 14:07:57 | フリーレン
前回までの「影なる戦士」たちとの小競り合いから打って変わって、今回は舞踏会に向かって身支度をするゼーリエ一行の一時。

うーん、しかし、ゼーリエ、もしかして、自ら死ぬ気?なのかな?

ゼンゼにこの帝国の舞踏会への参加の理由や、この先の行動指針を聞かれて完全にはぐらかしていたし。

なんか、ゼーリエ、死亡フラグを建てまくってない?

ていうか、こんなに自分語りに雄弁なゼーリエは初めてなのだけど。

ただ、彼女が一級魔法使いとして選抜した者たちから「願いとしての魔法」を思い出すに、明らかに、エルフと人間では、魔法に求めるものが違っている。

そのズレにどうも、ゼーリエはゼーリエで思うところがでてきたみたい。

ということは、ゼーリエが魔法協会を設置して、一級魔法使いというかたちで、擬似的な弟子を取り出したのって、かつての教え子であるフランメのことを改めて考えてみたいと思ったからじゃないのかな?

そして、実際に、一級魔法使いとして、自分の周りに実力を認めた「人間」の魔法使いを配置してみて、初めて、人間のことがわかり始めた。

その上で、ゼーリエは、エルフの魔法ではなく、人間の魔法をこのまま伸ばしたいと思ったのではないか。

それはかつて、フリーレンに語った「人間の時代」への到来を、ゼーリエ自身が実感したということで。

その意味では、今後の物語では、ゼーリエの魔法への執着や、フリーレンよりも長く生きるエルフであるゼーリエがどうやって魔法を習得したのか、彼女の師匠は誰だったのか、というエピソードも語られるのかもしれない。

当然そこでは、女神の魔法についても触れられることになるのだろうけど。

そうして、人間の魔法を評定するためにも、一度、フランメの魔法の系譜から独り立ちした、人間の魔法使いからなる帝国の現状を直にその目で見てみたいと思ったのかもしれない。

いや、あるいは、自分が餌として出向くことで、「影なる戦士たち」と魔導隊との間の紛争に決着をつけ、フランメの指し示した道が変わらず続いていくことを願っているのかもしれない。

だから、フランメの弟子であるフリーレンを、フランメの「人間の魔法」の薫陶を受けたフリーレンを、彼女の弟子であるフェルンとともに、この帝国の一件から引き離そうとしているのかもしれない。

なぜなら、ゼーリエの存在こそが、フランメの夢見た「人間の魔法の世界」の発展を阻むものと帝国では思われているから。。。

そうした「人間の魔法の未来」についての、ゼーリエの覚悟が示される話になるんじゃないかな。

もちろん、実際には、そのゼーリエの身勝手な決意を、フリーレンたちが見直させることになるのだろうけど。

ともあれ、次回から、そうしたゼーリエの目的が語られることになるのだろう。


・・・って思いながら読んでたら、最後で次回から「休載」の一言w

おいおい、ここまで静かに盛り上げてお休みですか?

さすがにそれはないわーw

せっかくここまで盛り上がってきたのに・・・。

再会はいつ頃になるのだろうねー?
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