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白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完 第12話『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』 感想: まさかの八幡ハーレムエンドで、逆にここまでの道のりの長さを実感した!

2020-09-25 11:40:33 | 俺ガイル
いやー、なんかもう、ありえないくらいキレイな締めでビックリだよ!

だって、最初は、それこそ学校の隅っこにあった隠れ家のような教室にあった奉仕部なのに、終わるときには、学校公認で、人が頼りにして集まるところになってしまったのだからw

で、最後に、あの結衣による雪乃への挑戦的wな、でも私たちの友情「も」変わらないからね!ってなるための「相談もどき」が持ち込まれての終わりなのだから。

しかも、その結衣と雪乃を様子を見つめる八幡の後ろには、いろはすと小町が控えているのだものw

なんだーこれー、幸せすぎるじゃん!八幡!って感じ。


にしても、やはり本気を出したCVはやみんの雪乃の破壊力はすごすぎる。

もう完全に、どこの深窓の令嬢だよ、おまえ、って感じだからなぁ。

あれは、まぁ絶対ヤンデレになるほうだけどw

てか、すでに実家が、雪ノ下母が、八幡にマウントを仕掛けてきているのが末恐ろしいい。

あれで、下手に雪ノ下母に気に入られて婿養子にでもなったら、八幡、一気に千葉の政界の首領に躍り出るじゃないかw 社交界デビューじゃんかw 

なんか、この魑魅魍魎の住む旧家に絡め捉えながら、それに抗いつつも暗躍する八幡、というのを見てみたい気はするがw

なんたって義姉ともすでに通じているしw

いやー、雪ノ下家、怖い怖いw


しかし、いろはすも上手いポジション、とったよね。

小町の登場で、というか小町を舎弟にすることで、いろはす自身が、すっかり八幡の妹ポジションに収まることができたし、そもそも今後は、小町経由で八幡のプライバシーは津筒抜けになるし。

むしろ、いろはすからしたら、将来を見据えて八幡をキープしました!って感じでしょ。

てか、そもそも高校生のときの初恋が将来まで続くなんて、いろはす、微塵も信じてないだろうしw

そういう意味で、小町のゲットは大きい。

てか、結衣と小町といろはすの3人でセットになっておけば、結衣の八幡に対する恋路のことをネタにしながら、小町から八幡の個人情報、いろはすも聞き出すことができるだろうしw

いやマジで、いろはす、策士!

で、小町は小町で、いきなり生徒会長ゲットだぜ!、校内政治の地雷のありかも掌握だぜ!って感じで、安定した高校生活を送れそうだしw

てか、間違いなく、いろはす政権の次は小町政権だよねw


なーんか、こんな具合に、八幡のまわりが、いい意味で、腹黒いwハーレムで終わっていて、なんとも『俺ガイル』らしいw


ていうかさ、多分、結衣だけが、まだ、彼女のやりたいことが曖昧なまま、最終回を迎えてしまっているから、今度は逆に、一応、八幡と雪乃が付き合っていることを前提に、結衣の物語が始まってもいいところだよね。

もちろん、八幡が、いや、やっぱり雪ノ下、めんどくさすぎ!、ってことになるのも含めてねw

一応、作者的には、そのあたりのリアリズムについては、静の言葉を通じて、八幡、ならびに読者に釘を差しているけれど。

にしても、

「共感、なれあい、好奇心、憐れみ、尊敬、嫉妬」のすべてを一人の相手に感じてしまったら、それを「好き」という言葉で表すのはどうにも足りない、

というのは、けだし名言、というか、この物語を象徴するような洞察だな。

そう言い切ることで、「好きって、どういう気持か、わからないよー!」って駄々をこねて終わる文系男子や文系女子の、はやる気持ちを鎮めるのだから。

そういう意味では、雪乃の面倒臭さも、八幡のややこしさも、このあたりのぐちゃぐちゃしたものを全部表すために、まずは必要だったってことなんだろうな。

結衣は、そうした自分のややこしさにまだ直面していなかったってことで。

いろはすは、逆に、そのことには気づいているけど、彼女の場合、そのパンドラの箱を空けたら何がでてくるか、わからないから、一緒に空けてくれる人を待っている、ということだったんだろうな。

なので、そういう意味で、まだ結衣やいろはすにも、ヒロインになるチャンスはある。


できれば、作中時間もしばらくあけて、そうした話に行ってもいい気はする。

大学生編と、新人社会人編とかでもいいし。

てか、もともと八幡たちは、キャラの配置や成熟度が社会人級だったし。

いろはすと小町が語り手の、つまりは主人公の話でもいいし。

そんな感じの搦め手から続編?スピンオフ?とか、期待したいよね。

ともあれ、終わってみれば、嘘みたいなハッピーエンドで、もうこれは笑うしかない。

もっとも、始まりがあれだけ底辺からだったのだから、なにをやっても上へ上がっていくしかなかったと思うけれど。

赤裸々な青春日記を読まされた、そんな感じだったw
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