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白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

ストライク・ザ・ブラッド 第14巻 『黄金の日々』 感想

2016-01-17 15:55:28 | ストブラ
ようやく読めたストブラ14巻だったのだが・・・。
とりあえず、スペース空けときます。

























































はっきり言えば期待はずれ。
つまらなかった。
てか、これは、11巻あたりからの展開は何だったの?って疑問に思わざるをえないかな。

次巻(第一部)完結のラスボスもバトラーで決まりっぽいし。
彼が聖殲の記憶やら咎神カインとかの記憶を得て、コンディション上げきったところで、全ての眷獣を得た第四真祖とガチバトルして終わり、って展開だよね。

うーん。

何が残念って、絃神冥駕がただの噛ませで終わったこと。
あのもったいぶった今までの素振りは何だったのか?
しかも、僵尸鬼って何?
てか、姫柊が、僵尸鬼ではないか?といったらそれで確定? でいいの?

なんか、今回はとにかく展開があまりにご都合主義的すぎてね。
古城のオヤジの牙城があれこれカインについて離すところだって、えー、そんなこと携帯で話してていいの?って感じじゃん?

それに、姫柊が模造天使になる?ってあまりに唐突じゃない?
いや、作者的には、姫柊が吸血鬼たる古城の眷属になる、という誰もが考える予想の斜め上をついたつもりかもしれないけれど、でも、それ、今までにあまりに伏線なさすぎだろう、と。
しかも、その模造天使化を抑えるために、逆に吸血鬼の眷属扱いにする、ってさ。

なんだかなー。

そのとってつけたかのような姫柊のメインヒロイン化によって、藍羽は単なるご当地アイドルの役回りでお茶を濁されるし、煌坂に至っては、ただの酔っ払い扱い。。。

今まで、こんなにキャラ出してきたのに、何なのこの無駄な使い方は?って感じで、マジで呆れたんだけど。

はーあ。

これ、やっぱり電撃って、作者番の編集者が皆アホばかりなのかね。
流石に、少しはバランスとりましょうよとか、第一読者たる立場から突っ込めよ、と思わざるをえないかな。

もちろん、ストブラって、もともと2010年前後の売れたラノベのマッシュアップっぽいところはあるから、それにオリジナリティなんて求めても意味が無いのかもしれないけれど。それにしても、もうちょっとやりようがあるんじゃない?

少しは、東京レイヴンズとか見習おうぜ、っていいたくなる。

ストブラの、カレイドブラッドという設定自体は、使いようによっては随分と面白くなる用に思うのに、そのカレイドブラッドの話が随分前の巻でされたまま、もう一度リファーされることなしにここまで来てしまっているのも惜しい。

そもそもカレイドブラッドの過去話のところで、絃神冥駕やら、カインの巫女やらの話が出てきたのにね。

そう思うと、あの、絃神島を出て本土に行ったあたりの2,3巻が完全に蛇足。
てかさ、あの第二の剣巫とか舞威媛とかの登場は何だったの?と思う。

もっとも、第一部完結の後に、第二部が始まるようなら、そういう絃神島の外の話も生きてくるのかもしれないけれど。

でも、今の感じだと、カレイドブラッドの眷獣が全部揃ってしまってから、そんな話わざわざやらないだろう?だって、古城のパワーアップが必要なくなれば、吸血行為も必然性を持たなくなるでしょ。

それに、咎神カインの話が終わったら、藍羽の出る幕もなくなるじゃない。

・・・ということで、第二部は普通に考えて難しいだろう。

とにかく、次巻の完結がどんな形になるかだね。
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