前巻の19巻から始まった『学区編』。
学園船に乗り込んだベルくんの織りなす「レッツ☆アオハル!!!」な感じで、ダンジョンという地下に潜るがゆえに、基本的には陰鬱な感じが拭えないところから、なんかだ一気に外に開けたな感じがして、世界が広がった!
・・・って思ったのもつかの間。
あっという間に、そこから、3大クエストの最後のひとつ、黒竜討伐に向けて物語が大きく旋回した20巻!
率直な感想は、え? もうすぐ終わっちゃうの? ってことだった。
ということで、スペース、空けておきますw
ということで、『学区編』がいきなり終了、
で『ダンまち』も次巻から最終章へ突入!ということ。
といっても、最終章に入る前の、来月出る、外伝『ソード・オラトリア』の15巻で、本巻の最後に唐突に記された
ロキ・ファミリア、深層60階層で全滅!
の顛末が記されることになるとは思うのだけど。
・・・って書いても、20巻を読んでないと全くわからないよね?
でも、とにかく第20巻で行われたことは、ゼウスとヘラのファミリアの全盛期を知るレオン先生が、伝え聞く「レコードホルダー」のベルくんに対して、かつて知る英雄たちの「後継者」たり得る「英雄」の器かどうかを試す、というもの。
その過程で、「黒竜討伐」の相手である黒竜が封印された、北方の大防壁まで、ベルくんを連れていきながら、その過程で、黒竜討伐のために(読者にとっても)必要な情報を伝えていく、という流れ。
まぁ、だから、簡単にいうと、本巻の狙いは、最終章「黒竜討伐」に向けたチュートリアル。
でも、言い換えると、レオンは、ゼウスとヘラの時代とベルくんの時代とをつなぐ「媒介者」のような役割。
だから、彼の回想には、ヘラ・ファミリアの幹部で、ベルくんの叔母でもあるアルフィア(詳しくは『アストレア・レコード』参照)も登場する。
ついでにいえば、多分、悪童だった頃のレオン先生を煽っていたのは、アルフィアとともに後日、迷宮都市を襲ったザルドだったのだろうな、とか。
つまり、本巻は、いろいろな意味で、『ダンまち』の本編と、そのスピンオフ群の門の語りを一本に収束させ、最終決戦である「黒竜討伐」に向けて、物語を撚り合わせる役割をしていたということ。
なので、ちゃんと、理解したいのなら、外伝やらファミリアクロニクルやら『アストレア・レコード』やら『アルゴノゥト』やら、とにかく全部知らないとわからない。
でも知っていると、いろいろなパーツが、カツン!カツン!カツン!という感じに繋がり合っていく気がする内容だった、ということw
あと、ついでにいうと、前にもこれは『杖と剣のウィストリア』の感想で書いたように、どうやら、『ウィストリア』の世界は、『ダンまち』の世界の遠い未来の話であることを示唆するような記述が、本巻の随所で見られた。
簡単に言えば、やっぱりベルの「アルゴ・ウェスタ」が、『ウィストリア』のウィルの魔法を剣に載せて戦う「装剣」技の起源・オリジナルのように思えること。
まぁ、こちらは、この先、『ウィストリア』の方で明らかにされることだから、ここでああだこうだ言っても仕方ないけれどw
ただ、要するに、この第20巻は、様々な意味で「『ダンまち』ユニバース」の集大成の第一歩となる内容だったということ。
細かい顛末は本巻を具体的に読んでもらうしかないけれどw
あと、「集大成」という意味では、想像していた以上にニイナの位置づけが大きそうだということ。
ヒーラーだけでなく長大なバフもかけられる異彩の魔法師、というのがニイナのようなので、いや、チュール家の家系、やっぱりハイエルフに通じるだけのことはある、ということになりそう。
ていうか、多分、その血筋を見込んで、レオンはずっとニイナのことを見込んでいて、その導き手にベルくんを選んだんだろうな、と思ったり。
そういう意味では、多分、『ソード・オラトリア』の15巻か、あるいは本編の21巻になるかもしれないけれど、深層に取り残されたロキ・ファミリアを救出に向かうチームの中には、きっとニイナも加えられるのだろうな、と思う。
ていうか、この救出隊を速やかに結成するために、ヘスティア・ファミリアの傘下にフレイヤ・ファミリアを納めたのではないか?と思うくらい。
いやー、多分、このロキ・ファミリア救出隊には、ヘスティア・ファミリアを核にフレイヤ・ファミリアが加わり、そこにきっと以前に中層アタックしたときのカサンドラとかのメンバーも加わるだろうから、めちゃくちゃ豪華メンバーにある。
さらにいえば、ウィーネたち異端児たちも途中から加わることは必至だろうし。
ていうか、すでに異端児との協力関係をフィンたちは築いているから、きっと救援隊にはまず異端児たちが向かっていると思うのだけどね。
だから、多分、来月出る外伝の15巻でそうした、ダンジョンにまつわるあれこれの「集結」を果たして、本編の黒竜討伐の話につなげていくんじゃないかな。
なにしろ、黒竜は、アイズの父母の敵でもあるからね。
まさに、私怨で黒竜とアイズはぶつからざるを得ないし、そのあたりのことはフィンたちも気づいている。
あー、でもそうなると、もしかしたら、フィンたち3人のレベル7が、アイズをかばったことで重傷を受けて、冒険者としては再起不能、ということもあるのかもしれない。
その結果、アイズとレフィーアくらいしか黒竜討伐には参加できない・・・とか。
そちらは、『ソード・オラトリア』の15巻の感想で書くことになるだろうけどw
ともあれ、こんな具合に20巻は、読みながら途中で、これまでの物語のパーツがどんどんつながって納得したりワクワクしたりしつつ、この先どうなるのか、予想脳になってしまって大変だった。
なのでこの感想も、正直とっ散らかっている自覚はあるので、もうちょっと頭が整理できたら、テーマごとに書いていくかも。
あー、でももしかしたら、来月の外伝15巻を待つことになるかもしれないけれど。
でもとにかく面白かった。
あ、そうそう、なにげに、フレイヤ改め「シル某くん」が、ヘスティア・ファミリアにお泊りになるようになったのは、派閥大戦騒動の怪我の功名だな、と思った。
シル=フレイヤがいることで、実は、ヘスティアもリューも相談相手がファミリア内にできて、居場所を見つけられているのがいい。
多分、ベルくんは今後、黒竜討伐の関係から、アイズやレオン、あるいはニイナとの接点が増えるはずなので、ヘスティアやリューは、そんなベルの気持ちを慮る場面が増していくはずで、そんなとき、彼女たちの相談相手としてシルが近くにいるのは、意外と安心できる関係になるなぁ。と
もちろん、シルとフレイヤでは人格が全く違うので、この二人を同一人物とみなすのには相当抵抗があるけれどw
でも、シルの方こそが、すっぴんの本来のフレイヤだった、とするならば、ほんとに派閥大戦の一件は、物語の大転換点だったんだな、と思う。
その結果、事実上、フレイヤ・ファミリアが、ヘスティア・ファミリアの別働隊になったわけだからw
まぁ、だからこそ、ロキ・ファミリアが、深層の餌食の役を担うことになったのだろうけど。
いやー、面白くなってきた!
そういえば、ベルくん、最後に新しい二つ名が決まった。
【獅兎の光】(レグルス・アルネ)
とうとう、獅子だよw
しかし、レグルスって、どうにも違和感があるなぁw
学園船に乗り込んだベルくんの織りなす「レッツ☆アオハル!!!」な感じで、ダンジョンという地下に潜るがゆえに、基本的には陰鬱な感じが拭えないところから、なんかだ一気に外に開けたな感じがして、世界が広がった!
・・・って思ったのもつかの間。
あっという間に、そこから、3大クエストの最後のひとつ、黒竜討伐に向けて物語が大きく旋回した20巻!
率直な感想は、え? もうすぐ終わっちゃうの? ってことだった。
ということで、スペース、空けておきますw
ということで、『学区編』がいきなり終了、
で『ダンまち』も次巻から最終章へ突入!ということ。
といっても、最終章に入る前の、来月出る、外伝『ソード・オラトリア』の15巻で、本巻の最後に唐突に記された
ロキ・ファミリア、深層60階層で全滅!
の顛末が記されることになるとは思うのだけど。
・・・って書いても、20巻を読んでないと全くわからないよね?
でも、とにかく第20巻で行われたことは、ゼウスとヘラのファミリアの全盛期を知るレオン先生が、伝え聞く「レコードホルダー」のベルくんに対して、かつて知る英雄たちの「後継者」たり得る「英雄」の器かどうかを試す、というもの。
その過程で、「黒竜討伐」の相手である黒竜が封印された、北方の大防壁まで、ベルくんを連れていきながら、その過程で、黒竜討伐のために(読者にとっても)必要な情報を伝えていく、という流れ。
まぁ、だから、簡単にいうと、本巻の狙いは、最終章「黒竜討伐」に向けたチュートリアル。
でも、言い換えると、レオンは、ゼウスとヘラの時代とベルくんの時代とをつなぐ「媒介者」のような役割。
だから、彼の回想には、ヘラ・ファミリアの幹部で、ベルくんの叔母でもあるアルフィア(詳しくは『アストレア・レコード』参照)も登場する。
ついでにいえば、多分、悪童だった頃のレオン先生を煽っていたのは、アルフィアとともに後日、迷宮都市を襲ったザルドだったのだろうな、とか。
つまり、本巻は、いろいろな意味で、『ダンまち』の本編と、そのスピンオフ群の門の語りを一本に収束させ、最終決戦である「黒竜討伐」に向けて、物語を撚り合わせる役割をしていたということ。
なので、ちゃんと、理解したいのなら、外伝やらファミリアクロニクルやら『アストレア・レコード』やら『アルゴノゥト』やら、とにかく全部知らないとわからない。
でも知っていると、いろいろなパーツが、カツン!カツン!カツン!という感じに繋がり合っていく気がする内容だった、ということw
あと、ついでにいうと、前にもこれは『杖と剣のウィストリア』の感想で書いたように、どうやら、『ウィストリア』の世界は、『ダンまち』の世界の遠い未来の話であることを示唆するような記述が、本巻の随所で見られた。
簡単に言えば、やっぱりベルの「アルゴ・ウェスタ」が、『ウィストリア』のウィルの魔法を剣に載せて戦う「装剣」技の起源・オリジナルのように思えること。
まぁ、こちらは、この先、『ウィストリア』の方で明らかにされることだから、ここでああだこうだ言っても仕方ないけれどw
ただ、要するに、この第20巻は、様々な意味で「『ダンまち』ユニバース」の集大成の第一歩となる内容だったということ。
細かい顛末は本巻を具体的に読んでもらうしかないけれどw
あと、「集大成」という意味では、想像していた以上にニイナの位置づけが大きそうだということ。
ヒーラーだけでなく長大なバフもかけられる異彩の魔法師、というのがニイナのようなので、いや、チュール家の家系、やっぱりハイエルフに通じるだけのことはある、ということになりそう。
ていうか、多分、その血筋を見込んで、レオンはずっとニイナのことを見込んでいて、その導き手にベルくんを選んだんだろうな、と思ったり。
そういう意味では、多分、『ソード・オラトリア』の15巻か、あるいは本編の21巻になるかもしれないけれど、深層に取り残されたロキ・ファミリアを救出に向かうチームの中には、きっとニイナも加えられるのだろうな、と思う。
ていうか、この救出隊を速やかに結成するために、ヘスティア・ファミリアの傘下にフレイヤ・ファミリアを納めたのではないか?と思うくらい。
いやー、多分、このロキ・ファミリア救出隊には、ヘスティア・ファミリアを核にフレイヤ・ファミリアが加わり、そこにきっと以前に中層アタックしたときのカサンドラとかのメンバーも加わるだろうから、めちゃくちゃ豪華メンバーにある。
さらにいえば、ウィーネたち異端児たちも途中から加わることは必至だろうし。
ていうか、すでに異端児との協力関係をフィンたちは築いているから、きっと救援隊にはまず異端児たちが向かっていると思うのだけどね。
だから、多分、来月出る外伝の15巻でそうした、ダンジョンにまつわるあれこれの「集結」を果たして、本編の黒竜討伐の話につなげていくんじゃないかな。
なにしろ、黒竜は、アイズの父母の敵でもあるからね。
まさに、私怨で黒竜とアイズはぶつからざるを得ないし、そのあたりのことはフィンたちも気づいている。
あー、でもそうなると、もしかしたら、フィンたち3人のレベル7が、アイズをかばったことで重傷を受けて、冒険者としては再起不能、ということもあるのかもしれない。
その結果、アイズとレフィーアくらいしか黒竜討伐には参加できない・・・とか。
そちらは、『ソード・オラトリア』の15巻の感想で書くことになるだろうけどw
ともあれ、こんな具合に20巻は、読みながら途中で、これまでの物語のパーツがどんどんつながって納得したりワクワクしたりしつつ、この先どうなるのか、予想脳になってしまって大変だった。
なのでこの感想も、正直とっ散らかっている自覚はあるので、もうちょっと頭が整理できたら、テーマごとに書いていくかも。
あー、でももしかしたら、来月の外伝15巻を待つことになるかもしれないけれど。
でもとにかく面白かった。
あ、そうそう、なにげに、フレイヤ改め「シル某くん」が、ヘスティア・ファミリアにお泊りになるようになったのは、派閥大戦騒動の怪我の功名だな、と思った。
シル=フレイヤがいることで、実は、ヘスティアもリューも相談相手がファミリア内にできて、居場所を見つけられているのがいい。
多分、ベルくんは今後、黒竜討伐の関係から、アイズやレオン、あるいはニイナとの接点が増えるはずなので、ヘスティアやリューは、そんなベルの気持ちを慮る場面が増していくはずで、そんなとき、彼女たちの相談相手としてシルが近くにいるのは、意外と安心できる関係になるなぁ。と
もちろん、シルとフレイヤでは人格が全く違うので、この二人を同一人物とみなすのには相当抵抗があるけれどw
でも、シルの方こそが、すっぴんの本来のフレイヤだった、とするならば、ほんとに派閥大戦の一件は、物語の大転換点だったんだな、と思う。
その結果、事実上、フレイヤ・ファミリアが、ヘスティア・ファミリアの別働隊になったわけだからw
まぁ、だからこそ、ロキ・ファミリアが、深層の餌食の役を担うことになったのだろうけど。
いやー、面白くなってきた!
そういえば、ベルくん、最後に新しい二つ名が決まった。
【獅兎の光】(レグルス・アルネ)
とうとう、獅子だよw
しかし、レグルスって、どうにも違和感があるなぁw