BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

呪術廻戦 第270話 『夢の終わり』 感想3:迷惑呪詛師の正体が五条悟であったりする件

2024-09-23 00:51:03 | 呪術廻戦
感想1感想2感想4もあります)

タイトルからわかるように、この回の出来事の大半が「夢」であり、夢オチが待っている可能性はやはり高いと思う。

なぜなら、あまりに今回の描写が唐突であり、これまでの展開との文脈の断絶が激しいから。

で、その夢を見せている張本人については、高羽に乗り移った羂索ではないか、というのが感想2で指摘したこと。

そのあと、もうすこしあれこれ想像していたら、あれ、もしかしてもうひとり、候補がいる? と気づいて浮上してきたのが・・・

五条悟。

いや、多分、正確には、半分くらい呪霊化した五条悟なんではないかと思っていて。

というのも、やっぱり前回と今回でどうにもおかしいと感じるのは、誰も五条悟のことを話していないこと。

そもそも悲しんですらいない。

むしろ、五条悟のことを忘れているようにすら見える。

そのことを印象付けたのが、伏黒とつみきの墓参りに行った家入が、タバコを吸っていることに違和感を覚えているように見えたところ。

もともとヘビースモーカーだったのが、むしろ、吸っていることの方になんか違う、という顔をしていた。

で、この家入の反応って、実は五条が望んでいることなんじゃないのかな?と。

おまえ、あんまりタバコばかり吸っちゃだめだぞ、と。

だから、もしかすると、夢を見せているといっても、かなり薄い夢で、実際には白昼夢的な心理誘導に近いものかもしれないのだけれど。

たとえば、天元が作った浄界の結界にそって薄く領域を展開させて、その中の人物たちを本人たちに築かれることなくそれとなく誘導する。

いや、だって細かい呪力の操作って、五条先生、得意だったでしょ?

どうやら術をかけられたものは認識阻害に陥るようだし。

そういう意味では、薄く広く日本中に五条悟の領域が恒常的に展開されている状態といってもいいのかも。


ともあれ、五条の魂が、呪霊として残ってしまって、それこそ無念を晴らそうとしているのかもしれない。

ただ、それをずっと続けるわけにもいかず、誰かに祓ってほしいと願っている。

そのための、撒き餌が、あの最後にあったレスリング男を襲ったヘンな呪い。

そうすることで、虎杖と伏黒、釘崎の3人を引き寄せる。

そして、その3人に、呪霊となった自分を祓うように、五条が求める。

かねてから、作者は、最後には、虎杖・伏黒・釘崎・五条のうち「1人死ぬか1人以外全員死ぬかのどっちか」と発言してきたというけれど、

最後に虎杖たちが対峙する呪霊が五条なら、この発言にそのまま当てはまる。

つまり、五条が3人に祓われるか、五条が3人に勝ってしまうか。

呪霊化した五条からすれば、生徒の成長を確認することが、やり残したことだった、というのは大いにありそうで。

まぁ、要するに、俺を倒せば免許皆伝だ、という師匠のセリフ。

でも、これなら、色々ここまであったけど、一応、格好の付く終わり方になるのかな、と。

ということで、呪術愉快犯たる迷惑呪詛師の正体は五条悟で、彼との間で虎杖・伏黒・釘崎3人の最後の戦いが始まる、という感じかな。

なんだったら、この際、五条悟が宿儺のようなラスボスになった続編漫画が始まる、でもいいんだけど。

ただ、やっぱり最後はきれいに終わりたいよねw
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 呪術廻戦 第270話 『夢の終... | トップ | 呪術廻戦 第270話 『夢の終... »

呪術廻戦」カテゴリの最新記事