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白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

炎炎ノ消防隊 第215話 『点火』 感想: 浮遊するフェアリーの屁理屈って本当に必要?

2020-04-16 09:57:55 | 炎炎ノ消防隊
ほとんどがフェアリーとショウの間での問答で終わった今回。

しかも、その問答は、なぜフェアリーが宙に浮いていられるのか、その謎をわざわざフェアリー自身がとつとつと明かしてみせる、ということだったのだけど。

で、理由は、かんたんにいえば、アドラバーストの原理を使って一種の重力操作魔法を使っているということなのだけど。

うーん、こういう屁理屈をこねるところが、多分、このマンガがいまいち人気が出ない、ところだと思った。

そんな熱をつかって質量を増して地球に匹敵する「万有引力」を発揮する、とかいう小理屈ね。

まえに、シンラが加速して、そのうちに光速を超えて?時間を超越する、という話があったけど、あれと全く同じ。

は? なにそれ? って思うものね。

まぁ、ショウも同様に停止した時間の中を動く、みたいなことをしていたけど。

そういうスタンド能力みたいな力は、まぁ、そういうものだ、くらいで流しておいて、その分、物語を加速させたほうがいいのに。

そんなところで、無駄に疑似科学を持ち出さなくていいよ。

そもそも気分だけで強化されるアーサーのようなバカを放置しているんだからさ。

全部あれでいいわけだよ。

それを、もともと発火能力にもランクを付けて、しかもそれがアドラバーストと関連あることにしてしまったから、その発火能力の秘密を探る話に物語がなってしまって、その屁理屈の前に、物語がしばしば減速してしまう。

ていうか、最後に、アドラバーストの存在が、こちらの世界に進出してくるところにも、ちゃんと「(疑似)物理的説明」をつけるつもりなのかな?

なんか、思いっきり、無駄に重い設定にしてしまっていると思うのだけど。

そこらへんの説明はすっ飛ばして、この物語世界の「常識」として発火能力も済ませてしまえばよかったものを、と思う。

だって、説明といっても、疑似科学だから、全部、あと付けでなんとでもなるんだもん。

そんな説明につきあわされるのは、正直、読む側からすれば鬱陶しいだけのこと。

一体、なんのために、なんの秘密を追っているのか、その秘密を知ることが、目の前の事件の解決にも役立つのか?

なまじ、キャラの数が増えているだけに、随所で話が拡散してしまっていて、興をそがれることも多々ある。

その上で、シンラにやっぱり魅力がないからなぁ。

これではダメだと思う。
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