10年間にパックツアーですが21回の海外旅行で50数カ国を訪れました。そのときの想い出を書いてみます。最初はルーマニア編。 ブルガリアからドナウ河国境を越えたのですが、入管事務所の役人の威張った態度に一同憤慨してこの先の旅に不安を覚えました。当日ブルガリアからの現地美人ガイド、テオドラさんが念入りにお化粧した意味はこれにあったようです。
ところが入国してみてルーマニア人の温かいもてなしには感激しました。ガソリンスタンドでのトイレ休憩の時でした。私は用が無かったので向かい側で果樹園の手入れをしている母子の写真を無断で撮影しました。てっきり叱られるものと思っていたら手招きして中に入れといっているようでした。家の中まで案内されブドウとクルミをご馳走になりました。お母さんはデカンターにワインを入れて持ってこようとしていました。その間、トイレを済ました同行の人たちは私のいないのに気づき騒ぎになっていました。探し出されてバスに戻りました。そのときお母さんはたくさんのブドウを持たせてくれました。
皆さんにお詫びを言いながらそのブドウ配りました。そのとき名古屋の人に「トイレ休憩はトイレ休憩だけにしてチョ」と叱られたのも想い出の一つです。 いまどき見知らぬ人、それも外国人に家の中まで案内し、ワインまでご馳走しようとする人がこの地球上に存在しいたことに感激でした。本日はこれで終わりますが、ルーマニア編はまだ続きます。