雑誌「週刊金曜日」11月4日号に私の投書が掲載されました。場外編としてここに転記します。
天皇は「日本国民」ではない
本誌10月21日号の投書「男女差別を認める『皇室典範』は違憲」に異論が あります。筆者は違憲の論拠の大前提を「天皇も国民の1人」とされていますが、それが間違いだと思います。14条の「法の下の平等」の規定は男女差別だけでなく天皇(皇室)には適用されないのです。したがって14条の適用を受けない人間は日本国民とは考えられません。8条では基本的人権の中核ともされる「財産権」すら制限されています。戸籍もそうです。選挙権もありません。基本的人権の無い人間なのです。 それでは天皇をどう捉えるかの問題ですが、右翼の人は国民(人間)を超えた存在と考えるでしょうし、私は気の毒な人と考えます。 皇太子の雅子さんへ思いは皇籍離脱でしか解決できないと思います。
なお、これに関連したことについて、前回紹介した「昭和ひとけた生まれから」の掲示板で管理人の近井さんとちょっとした論争をしました。関心のおありの方は画面左下にあるBOOK MARK の「昭和ひとけた」をクリックしてください。