最後の寄港地は火山大爆発とアトランティス伝説(注)で知られているサントリーニ島でした。(ギリシア語ではティラ島)ここの景観は私のような美的感覚のないものにも「すごい」?(語彙不足)と感嘆せしめる島でした。そこでいつもより多めにこの絶景の写真を紹介します。
船から最初に見たサントリーニ島です。山頂に見える白いところは家屋です。
(注)
この火山大爆発は紀元前1540年に起き、高さ90メートルと推定される大津波が発生し、半径160キロメートル以内を水没させた。(「火山噴火と環境・文明」p43)
紀元前5世紀のギリシアの哲学者プラトンが昔この地中海にアトランティス島があり繁栄していたが大地震により一夜にして海中に没したと、その著書で書いています。そこで古来よりこのアトランティス島の実在についていろいろ議論がなされてきました。その議論の一つにこのサントリーニ島の紀元前1450年の火山大爆発説があります。また前回紹介したようにクレタ文明の崩壊もこの火山大爆発が原因ではないかという説もあります。