このようにジープだから通れたというところがたくさんありました。ところが写真を見てもらえば分かりますが運転席、助手席を除いてこのようにして乗り降りをします。又、両サイドはオープンで埃の入り放題、寒い時は凍えました。
向こうに見えるのがパス氷河です。手前の人は3号車の運転手さんで独身です。右側の男性が日本語が上手で、日本に行きたい、メッカにも巡礼しハッジになりたいという現地ガイドのサリームさんです。(後日再度紹介の予定)
隣の女性は現地の人ではなく日本人のパキスタンの国語ウルドゥ語ペラペラの添乗員、中谷愛(メグミ)さんです。彼女のウルドゥ語のおかげでずいぶん楽しい思いをしました。英語だけで現地の言葉は分からない添乗員が一般的ですから、彼女のような人は貴重です。ウルドゥ語を母語とする人は少ないのですがパキスタンの国語であり、この地方で18世紀に成立した一種のクレオール語(注)でイラン、インドあたりまでかなり通用する言葉のようなのでこの方面をパック旅行する場合は西遊旅行の彼女のツアーに参加するとよいと思います。
(注)基盤となっている言語が他言語との接触の結果著しく変化しとものをピジン語といい、さらにピジン語がその地域の集団の母語となったものをクレオール語という(電子辞書ブリタニカ)