老街ではこの写真のようにベールに顔を完全に隠した女性に出会います。
2008年8月26日の朝日新聞はこの「老街」について「ウィグル族居住地取り壊し通告」「五輪直後『文化の破壊』と反発」という見出しで報じています。その記事を少し紹介します。
「地元当局が都市再開発を理由に、住民代表らに早期立ち退き(老街から)を求めた。ウィグル族から反発の声が出ている。当局は50世帯の住居だけは保存すると説明しているという。だがウイグル族側は、『民族文化の破壊』が狙いだと反発。『五輪閉幕にあわせて出て行けと通告してくるとは。民族感情を無視した横暴な行為だ。国際社会の中国への関心が薄れるのを待っての措置としか思えない』 カシュガルでは、ウィグル族と漢族との間の結婚が勧められている」
2006年11月17日に現地のウィグル人の現地ガイド、パリダさんの「非イスラーム教徒を好きになることはありえない」を紹介しています。
私がカシュガルを訪れたのは2006年9月のことでしたが、この老街はすでにかなり取り壊されているようでした。