100倍楽しむ海外旅行  時々国内旅行

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歳(終末期後期高齢者)のジジイの53

回の旅行103ヶ国を100倍楽しんだ話 付録で時々エンディングノート

「中国シルクロード」編 カシュガル4 老街2

2009年03月21日 08時24分12秒 | 中国シルクロード

 老街ではこの写真のようにベールに顔を完全に隠した女性に出会います。

 2008年8月26日の朝日新聞はこの「老街」について「ウィグル族居住地取り壊し通告」「五輪直後『文化の破壊』と反発」という見出しで報じています。その記事を少し紹介します。

 「地元当局が都市再開発を理由に、住民代表らに早期立ち退き(老街から)を求めた。ウィグル族から反発の声が出ている。当局は50世帯の住居だけは保存すると説明しているという。だがウイグル族側は、『民族文化の破壊』が狙いだと反発。『五輪閉幕にあわせて出て行けと通告してくるとは。民族感情を無視した横暴な行為だ。国際社会の中国への関心が薄れるのを待っての措置としか思えない』 カシュガルでは、ウィグル族と漢族との間の結婚が勧められている」  

 2006年11月17日に現地のウィグル人の現地ガイド、パリダさんの「非イスラーム教徒を好きになることはありえない」を紹介しています。

 私がカシュガルを訪れたのは2006年9月のことでしたが、この老街はすでにかなり取り壊されているようでした。


「中国シルクロード」編 カシュガル3 老街1

2009年03月21日 08時18分25秒 | 中国シルクロード

 勿論カシュガルは人口の80%をウィグル族で占める街です。2006年11月15日~11月23日に中国ウィグル族については紹介しています。写真はこのウィグル族の住む旧市街地(老街)です。

 このカシュガルからウルムチに向かう飛行機で拾った「新疆経済報」という新聞を見ていたら中国文と英文併記のカシュガル老城印象記に出会いました。筆者は新疆在住の外国人Tim Hathawayという人です。彼曰く。「多くの外国人が中国を訪れるが探している中国には出会うことが無い。求める文化的、歴史的のサイトが無いからである。しかしこのカシュガルのold town 旧市街のみが求める中国だ。それは戦災をまぬかれたポーランドのクラコフのようなノスタルジー(郷愁)を感じさせる」というわけです。