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歳(終末期後期高齢者)のジジイの53

回の旅行103ヶ国を100倍楽しんだ話 付録で時々エンディングノート

「インドネシア」編 果物天国 ドリアン無念の巻

2010年08月08日 08時16分04秒 | インドネシア

 今回のインドネシア旅行でぜひ食べたかった果物はドリアンでした。しかし残念ながらシーズンオフということでお目にかかることはできませんでした。

 実はドリアンには子供の時からの思い入れがありました。当時日本は太平洋戦争真っただ中で時流に乗った南方冒険物語の児童書に胸をとどろかして読んでいました。南田洋一郎という著者がいまだに記憶にあります。話の内容をは今すっかり忘れていますが、南方にはドリアンという果物の王様があるということだけは今日至るまで覚えています。

 その憧れのドリアンに出会ったのは2001年カンボジア旅行の時でした。プノンペンの市場でドリアンを見つけ買い求めていてグループから逸れ添乗員からひどく叱られました。3ドルでした。この国の物価水準からいってかなり高価だったように思います。昼食時にみんなと一緒に食べようとしたところまたも添乗員の「なんていうことを」と、しかられました。そこでやむなく宿泊のホテルに持ち込みました(本当はこれもいけないことでした)。夕食後皆さんを誘って私の部屋に集まって食べることにしました。こちら方面にたびたび旅行された方もいらっしゃいましたが、食べるのは初めてという方もいてかなりの人が私の部屋に集まりました。美味でした。匂いは思ったよりなくて少し拍子抜けの感じでした。その後幸せな気分でベッドに入りました。

 ところが夜中強烈な匂いで起こされました。ドリアンの残骸が発酵して強烈な匂いを発したのでしょうか。何日かはこの部屋の利用ができなかったでしょう。ごめんなさい。写真はこのホテルでのドリアンです。この周りにある果物の名前はすっかり忘れました。これ以後ドリアンにはまだ出会っていません。これが最初にして最後のドリアンになりそうです。

 以下「インドネシアを知るための50章」(p96~96)から

 「インドネシアには、ドリアンを食べるために生きているという人が少なくない」 「『ドリアンが落ちるとサロン(インドネシアの腰巻)が上がる』といわれているほど強精作用あることも周知の事実である」

 この「落ちる→上がる」は今回の旅行中に確認したしましたが、誰でも知っている話のようでした。