「西アフリカ」編 アルビノ2 サリフ・ケイタ1
マリ共和国のセグーでグリオ(アフリカの吟遊詩人)のCDを探していた時店の人からグリオではないがマリで最も著名なシンガーソングライターということでサリフ・ケイタ(1949~)を紹介されました。私は音痴なのでこのCDを1,2回聞いただけで放置していました。最近整理をしようと思って念のためウィキペディアをしらべてみるとアフリカのみならずヨーロッパでも著名な音楽家でした。そして彼がアルビノであることを知りました。彼は古代マリ国王の子孫ですが、アルビノのために一族や社会から迫害を受けました。現在アルビノの人たちの支援活動にも取り組んでいます。
CDのジャケットを紹介しようとしましたが着色しているようにも見えるのでウィキペディアの写真を拝借しました。
写真を見てください。船に乗り移ろうとしている女性がいます。肌が白いですね。最初はヨーロッパ系の人がこの地に住んでいるのかと思いました。違いました。アルビノという色素の遺伝子欠損症です。
アフリカではアルビノの人は差別や迫害を受けることがあります。アルビノの足や血は薬効があるとして人身売買や殺害が行われたというニュースがタンザニアから伝わってきています。(週刊金曜日2010年9月3日)