この海岸で子供たちが奴隷交易について勉強をしていました。
奴隷交易はポルトガルが先鞭をつけたのですが、一番利益を得たのはイギリスでした。そして最初に奴隷交易を禁止(1807年)したのもイギリスでした。そのイギリスで最も利益を得たのはビートルズの発祥地で有名なリヴァプールでした。奴隷交易の黄金時代、この交易に従事したヨーロッパの船のうち、40%以上がリヴァプールの船主でした。このリヴァプールで1999年12月9日、市参事会は、大西洋奴隷交易のなかでこの町が果たした役割を正式謝罪する決議を満場一致で採択しました、そして2007年に奴隷交易をテーマとする世界初の博物館、「国際奴隷貿易博物館」がオープンしました。(「大英帝国という経験」p173~174)