女性ではありませんが、このイタリア占領下で殺された人を紹介します。それは2月2日に紹介したエチオピア自前のエチオピア正教会最初の総主教ペテロです。彼はイタリア占領政策に非協力であるという理由でイタリア軍に殺害されます。写真はアディスアベバのゲオルグ教会の前にある彼の銅像です。
アドワの敗北の後、復讐の念に駆られたイタリアのファシスト、ムッソリーニは1936年エチオピアに戦争を仕掛け毒ガスを投下しながらエチオピアを占領します。その期間は1941年まで続きます。その間エチオピア各地でレジスタンス(抵抗運動)が激発します。そこで教科書の課題は「愛国的レジスタンスでのエチオピア女性の役割について議論をしなさい」です。教科書によれば「彼女たちはイタリアの高級士官などから情報や武器などを手に入れたり、直接にレジスタンスにも参加した」(要約)とあります。