写真をよく見てください。濁っていますね。これなんです。かの有名なヘロドトスの「エジプトはナイルの賜物」は。毎年のナイル川の氾濫で土壌が肥沃になり古代エジプト文明が成立しました。この土壌はエチオピア高原から6月~9月の雨季によってタナ湖→青ナイル川によってエジプトにもたらされて古代文明が成立したというわけです。ヘロドトスの言葉を現代流にいうと「エジプトはエチオピア高原の土壌の賜物」ということになります。なお、水量も全ナイル川の3分の2になります。
ナイル川はヴィクトリア湖から流れ出た白ナイル川とここエチオピアのタナ湖(標高1830m 面積琵琶湖の約4.5倍)からの青ナイル川がスーダンのハルツームで合流します。なお白ナイル川の源流ヴィクトリア湖については2009年11月21日、23日、25日に紹介しています。このタナ湖をこの船でクルージングして対岸の教会へ行きました。