またも「マダガスカル」編が未完になりましたが、近いうちにいずれ続編を掲載の予定です。
私は野球のWBCは日本だけが騒いでいるのかと思っていましたが。キューバでも関心があるようで私がハポン(日本)から来たと話すと、打者のスウィングの格好をする人にかなり出会いました。野球でライバルというわけです。キューバ編をまず時代順で。
1492年コロンブスがキューバに到着したときにはこの地には約30万の先住民がいたと推定されていますが、16世紀前半にはスペイン人による虐殺、虐待や強制労働、疫病によってそのほとんどが絶滅しました。キューバ、ハバナという地名が先住民タイノ人に由来されているという痕跡がわずかに残っているにすぎません。勿論考古学的な遺跡は残っていますが。
アステカ帝国、インカ帝国を滅ぼしたコルテス、ピサロに相当する人物がキューバではディエゴ・ヴェラスケス(1465~1524)です。彼はスペイン国王のキューバの征服と植民地化の命令によって1509年キューバ総督に任命されます。そして先住民の抵抗に遭いながら1514年に全土を支配下に置くことになります。また彼は1513年インディオの減少による労働力不足を補うために黒人奴隷の輸入を認可したことでも有名です。これらのヴェラスケスの経歴について現地ガイド、アンヒルさんが一切触れなかったのは疑問です。または日本からのツアーコンダクター(添乗員)東山さんが我々にアンヒルさんの説明を通訳しなかったのかな?
そのヴェラスケスの屋敷がサンティアゴ・クーパにキューバで最も古い建物として現在、キューバ博物館になっています。
写真は博物館の内部です。