ミャンマー最大の巡礼地がヤンゴンにあるシュエダゴォン・パゴダです。伝説によれば兄弟の商人がインドで仏陀と出会い聖髪を紀元前585年この地に奉納したのが始まりとされています。(考古学の研究によれば紀元後6世紀~10世紀の間にモン族によって建立されとされています)なお、この伝説を裏付ける石碑がここから1880年に発見されました。この石碑の1485年に建立されました。またこのパゴダ建立にかかわった民族は現在の多数派ビルマ族ではなくモン族であることも知っておくべきでしょう。
長い歴史で最も重要な役割を果たし現在の姿に完成させたとされているのがモン族のパゴー王国のミャンマー歴史上唯一の女王シンソープ(在位1453~1472)です。彼女は自分の体重(約40kg)と同じ金箔を貼ったと伝えられています。
高さは約100m、基底部の周囲が433mです。金箔8688枚、塔の最頂部には76カラットのダイヤモンドを含む5451個のダイヤモンド、1,383個のルビーその他ヒスイなどの宝石がちりばめられているそうです。これらをお金に換算するとミャンマーの全国民を30年間養える額になるそうです。