「ミャンマーの仏教遺跡」と書いているガイドブックがありますが、これは誤解を招きます。ミャンマーの仏教施設は過去のものではなく現役の信仰の対象です。この写真のようにミャンマー人にとって観光の対象ではなく敬虔な信仰の対象なのです。
前回紹介したように基底部の周囲が433mあります。そこにはいろんな仏様や神様(神仏習合)が祀られています。その中で曜日を司る仏様がいます。ミャンマーの曜日は8曜日です。水曜日が午前と午後に分かれて8曜日というわけです。ミャンマー人には自分の生まれが何曜日かということが重要になります。たとえば結婚の相性もこの曜日の組み合わせが重要なのです。写真の祠になっているところがその曜日を司る仏様です。