街を歩いているとこのような像に出会います。かなりあったように思います。拡大してみてください。鳥の上に鳥が乗っています。この鳥は神話上の鳥で「ヒンタ」(モン語ではハムサ)と呼ばれ下の鳥がオスで上がメスです。バゴーが海の中の島であった時代、その島にはヒンタが1羽しか住むスペイスしかありませんでした。そこでオス鳥がメス鳥を背中に乗せていたというわけです。そこにお釈迦が通りかかりこの2羽の鳥を見てこの地に住む者は永遠の繁栄が約束されていると予言します。この伝説が現在ではバゴーは女性上位の地域だとされバゴーの男性はバゴーの女性と結婚すると妻の尻に敷かれるということでバゴーの女性との結婚を望まないという新たな伝説が生まれました。
我々がよく知っているお釈迦さんに先行して悟りを開いた仏さんが3人いたとミャンマーでは信じられています。したがって解脱した釈迦さんが4人いるということです。それを表現した像がバゴーにあるチャイプーン・パゴダです。1476年に建立された高さ30m柱4面のそれぞれに座仏がいます。伝説によればこの仏像の建設に関係した若い未婚女性がいて、そのうちの一人が結婚すれば一つの仏像が壊れるとされています。1930年に地震によって壊れましたがlonely planet(p88) は遅すぎた結婚とからかっています。