街中には車の通行を禁止したところもあったようです。写真に見える荷物を担いでいる浮彫は、ここは車で荷物を運ぶのは禁止だという表示です。
「米欧回覧実記」は以下のように記しています。
「西洋ニテ路ヲ修メ、人馬ノ行ヲ分チ、石ヲ（解読不能の漢字1字）シ、車ヲ用フル等、上古ヨリノ風俗」（p332）
この道路をよく見ると長い歴史を物語るように轍（ワダチ）が見えますね。
ポンペイの歴史は古くBC8世紀から始まります。その後ローマの支配をうけるようになりインフラが整備されてきます。写真は道路ですが両脇の歩道と車道が分かれています。そして横断歩道もあります。この横断歩道の踏み石の間を車輪が通ります.
