この宝物館で最も有名なのがこの「恋人の像」です。「地球の歩き方 スリランカ」(p261)がその由来を以下のように記しています。
「5世紀の作品といわれ、そこに彫られている男女は紀元前2世紀にこの地を治めていたドゥッタガーマニー王の息子サーリヤ王子と、その恋人マーラともいわれている。王子とマーラはあまりにもカーストが違い、周囲はふたりの恋を認めようとしなかったという。しかし王子はあきらめきれず、自分の身分を捨ててマーラとの結婚を望んだといわれている」
なお、この美術様式は4世紀から5世紀のインド・グプタ王朝のものだとの指摘は”lonely planet “Sri Lanka”(p208)です。