花蓮から高雄へは特急列車「自強号」での5時間12分の旅でした。向かいに座ったのが若い台湾の学生でした。左の方は同行者です。たわいのない会話しましたが、かなり流暢な日本語でした。日本語の勉強は?の質問には、日本のアニメとの答えでした。私のような世代の人間には(私個人だけかな)想像を絶する答えでした。
前述のように台湾の人は親日的な人が多いということもあってか何人かの人から話しかけられることがありました。
平渓線の瑞芳駅でのことです。構内で突然話しかけてきた人がいました。戸惑っていると「教育勅語」を暗誦し始めました。びっくりしていると片隅に日本人案内所と書かれたところがありました。年を聞くと86歳ということでした。このような親日は悲しいですね。尤も安倍、稲田、籠池のような方たちなら大喜びだったでしょうね。怖いですね。
余談話ですが、最近、「愛国心」「非国民」という言葉で人を評価しようとする風潮があるようです。今回の旅行中雑談で私がNHKの紅白歌合戦を見たことがないと話したところ「非国民」と言われました。(勿論冗談だったと思いますが)ネット上などでは辻元清美さんは北朝鮮から金をもらっているから云々。沖縄県知事翁長氏は中国よりだから云々。「非国民」というレッテルを貼りその人の行動を断罪しようとする風潮です。「愛国心」「非国民」で日本を戦争に駆り立てた風潮の再来のような気がします。怖い!