バージニア州の中部、ワシントンDCの南西190kmに位置するシャーロッツビルは最近世界的に有名になりました。
ここで今年8月12日黒人の権利擁護と差別撤廃を訴えるグループと白人至上主義者を掲げるKKK団などの団体が衝突し、白人至上主義者の一人が車で反対派に突っ込み一人が死亡し20人が負傷した事件です。これに対するトランプ大統領の反応がより問題を先鋭化しました。
さてこの地の観光は「全ての人間は平等に造られている」と宣言した独立宣言の起案者であり第3代大統領のトーマス・ジェファーソン(在位1801~09)が自ら設計した邸宅モンティチェロと彼の設立したバージニア大学で、いずれも世界遺産になっています。
彼は大農場主(プランター)で「1774年以後、つねに200人前後の奴隷をかかえていた。彼は奴隷制度の批判者で(しかし)***彼はほとんど奴隷を解放しなかった。彼が解放したのは特別の奴隷(私注-彼の妾)ヘミングス一族だけである」(「世界歴史大系 アメリカ史1p94」
写真はこの彼の邸宅世界文化遺産モンティチェロとその前で記念撮影をしているアメリカ人観光客(多分)です。