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歳(終末期後期高齢者)のジジイの53

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「スペイン・ポルトガル」編 海外侵攻時代1 トルヒーリョ1

2009年08月06日 08時17分15秒 | スペイン・ポルトガル

 日本で戦国時代が終わり余ったエネルギーを海外に向けた秀吉の朝鮮侵略があります。スペインでも同じことが起きます。1592年グラナダの無血開城でレコンキスタ(戦国時代)が終わり、その年コロンブスのアメリカ大陸到達します。その後スペインの荒くれ者たちが一攫千金を求めてアメリカ大陸に出かけます。(スペインのカテドラルや美術館などで金ぴかのものを見れば大体アメリカ大陸からの略奪品だと見て間違いないようです)そこで略奪、殺戮のきわみを尽くします。その人たちをコンキスタドールといいます。レコンキスタのレ(再)という字がないが無い征服者というわけです。(コンキスタドールについては2008年1月13日にも少し触れています)

 このコンキスタドールの多くを生んだ地方がトルヒーリヨ、グアダルーペ、カセレス(2009年3月29日地図)などのエストレマドゥラ地方です。 このコンキスタドールの代表的人物がインカ帝国を滅ぼした(1532年)トルヒーリョ出身のフランシスコ・ピサロです。トルヒーリョのマヨール広場(スペインでは街には必ず広場がありその大きい広場を言います)に彼の銅像がありました。

 堀田善衛の「スペイン断章」(p123)は次のように描写しています。

 「鉄の鎧兜に身をかため、細身の長い剣を斜め下に突き出した馬上像である。この馬までが兜様のものをかぶっている。インディオたちはそれまで馬を見たことはなかったそうで、馬それ自体が素肌の彼らにとって今日の市民対戦車のようなものとして見えたのであるらしい。****この馬上像は、異様なことに、あるアメリカ人の女性彫刻家が作ったか、作らせかしたものであった。」



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