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「中米」編 コンキスタドールとバッカニア4 ヘンリー・モーガン1

2008年01月15日 08時49分10秒 | 中米

 バッカニア(注)の代表的人物ヘンリー・モーガン(1635~1688)を紹介します。彼はイギリスで生まれの17世紀カリブ海での略奪で活躍した海賊で、海賊を引退後ジャマイカ島代理総督などの役職につきサー(男爵)の称号をもらい(1674年)海賊を取り締まる立場になります。

 彼の海賊活動で最も有名なのが1671年のパナマ略奪です。パナマ市は1519年ヨーロッパ人(スペイン)が太平洋側に最初に建設した町で、ペルーからの金の延べ棒などを本国スペインに送る基地でした。そこをヘンリー・モーガンが1671年パナマ地峡のカリブ海側のサン・ロレンソ砦に400人の海賊を率いて上陸、守備隊300人の殆どを殺し(30人生き残り)次にチャグレス河沿いに2000人の海賊を率いてパナマ市を目指します。

 写真はこのサン・ロレンソ砦にある年代記風標識です。人物画像の上から二番目がモーガンです。

 (注)海賊たちはカリブ海の島で牛肉を木製の網の上で燻製にして食したり販売していました。その木製の網のことを現地語でbuccanブーカンといい、それがフランス語のboucanierブーカンニェになり→英語バッカニアになり、海賊を指す言葉になります。なお焼肉のバーベキューも同じような語源です。



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