ダーダネルス海峡をわたって小アジアの最初の観光地は有名なトロイ遺跡でした。ホメロスの叙事詩で古代ギリシア人が10万人の軍隊でこの地に遠征した話は従来架空の伝説物語とされていました。それを実際の物語と幼小児時に信じてハインリッヒ・シュリーマン(1822~1890)がトロイ遺跡を発掘して史実と確定しました。
写真右はホメロスの叙事詩で最も有名な「トロイの木馬」(あまりにも有名なので説明省略)です。写真左下は出土した水道管です。水道施設が整っていたのですね。
シュリーマンについて通常知られていることは間違ってという説を2008年2月4日に紹介しているので一部修正再録します。
トロイ発掘についてこの項の最初に述べたのはシュリーマンが幼少時にホメロスのイリアスに感動したのがきっかけと紹介しました。当時トロイの実在は疑問視されていました。彼は実在を証明するため事業を起こし費用をためました。そしてついにトロイの遺跡発見となるのが彼の自伝「古代への情熱」のストーリーでした。
しかし、最近の研究によればどうやらこの話しはシュリーマンのウソであったようです。
「シュリーマン 黄金と偽りのトロイ」(トレイル著 青木書店)はシュリーマンの日記などを厳密に考証し彼の幼少時の話しをウソであると主張しています。この本は私も読みましたが、キワモノ的なものでなく信頼が置けるものと感じました。(読んだのが数年前のため詳細は忘れたので以下のようなことを付け加えておきます)
インターネット上の百科事典ウィキペディアもこのトレイルによっているのか幼少時の話しをシュリーマンの虚言癖、見得によるものとしています。そして30歳年下の再婚相手の教養と美貌にコンプレックスを感じトロイの発掘が子供の時からの夢だったと語ってしまい発掘する羽目になったとしています。 また英語版のウィキペディアも幼少時の話しを証明するものはないと言う説を紹介しています。
トレイルの本で紹介されているシュリーマンの離婚、再婚の話しも面白いです。興味のある人はこの本をお読みください。
ついでにもう1つ。シュリーマンはトロイの発掘以前に日本を訪れ(1865年)約1ヶ月滞在して将軍家茂の行列など見学し日記風の記録を残しています。
エンディングノート
直腸がんの手術のため10月2日に入院します。そこでこのブログを当分(約4週間)または永久に休載します。
最近「生」への執着が薄くなってきました。生きるのが面倒くさくなっています。それで手術? 直腸がんの終末期の身体的苦痛は耐えられないほど辛いとのことで。
手術というものを受けたことがないのですが、生への執着有り無しにかかわらず緊張するのではないかと想像します。
旅の想い出はまだまだ続くのだと思います。入院中もし暇過ぎて退屈になってしまいましたら、是非綴って下さいね。でも、ご無理なさらずに。
終末になるかならないかはわかりませんが、痛みを避けるためという選択は正しいと思いました。
私も、最後まで生活の質を保ちたいです。
どのような結果でも、高齢になると進行がゆっくりだと聞きます。
夫の祖母も、長年「皮膚癌」(だったかな)ということでしたが普通に家で生活し、どういう状況だったのかよく知りませんが、入院したという連絡がきてから4日後くらいに亡くなりました。94歳でした。
癌で亡くなるのが一番良いと書いているお医者さん、いらっしゃいますよね。
素人考えですが、痛みさえコントロールできれば、大丈夫だと思います。人間はいつかは死ぬのですから、癌と共存しながらゆっくり終活できるのかなぁ。自分が当事者になったら、じたばたするのでしょうけれど。
私の母はスキルス胃がんでしたが、当時はまだ告知しないのが一般的だったので、中途半端に希望を持たせながらの闘病でした。
緩和ケアでの生活は選択肢に出なかったのかなと思っています。
これから寒さに向かいます。
コロナもどうなるのかわかりません。
コスモス、紅葉、クリスマス、大晦日、新年、そしてまた巡ってくる桜の春を楽しみに⤴️
私も、「自分はあと何回桜を見るのだろう」と思う年頃になってきました。☺️
とりあえず台風にお気をつけて、(まだ早いですが)良い週末をお過ごしください。
手術の日が決まったんですね、手術の手段があることはありがたく希望が持てることで
良かったと思います。
きっと無事に乗り越えて元気にブログに戻ってくださることを願い祈っています。
いろいろな心配もあるでしょうが先のことを心配せずに穏やかに過ごされてくださいね。
心から祈っています!
楽しみに拝見してました
次回も楽しみに待ちますね
お辛いでしょうが、乗り越えて戻ってきてくださることをお祈りしております。
そろそろお帰りではないかと来てみました。
お早いお帰りをお待ちしています。他のみなさんと一緒にね!