採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

2006韓国:市場でみたもの・買ったもの(スパンコール編)

2006-05-23 | +海外

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広蔵市場は食品類よりも布地で有名らしい。
間口2間ほどの小さな布地屋が連なっている小路が、おそらくのべ何百mもある。
(食材店にカイコのさなぎが売っていたのは生地(絹)市場の歴史があるからだろう)

女性用服地、紳士服地、カーテン生地、韓服生地、それに洋服に関連する小物類、ボタン、スパンコール、かざりひも、などなど。
研ぎ屋さんまである。生地裁断用のはさみを研ぐのだろう。

洋裁をするひとには楽しくて仕方がないのではなかろうか。
それともあまりの品数に頭がくらくらするか。
(実際私もそうで、だから写真がないのだ)
ポジャギという韓国のパッチワークに興味があって、それ用に韓服の生地を買おうかなあ、とほのかに思っていたのだけれど、あまりの商品の多さに気合い負けしてしまった・・・・。


「洋品店」で見た覚えのあるような素材や模様があちこちに。
ああ、みんなここから来たのね、となんだか分かった気になった。


布を作るのはいいけれど、それを売りさばくのは大変だろうなあ。
どういったシステムで流通しているのだろうか。

布のデザインと洋服のデザインと、どちらが先にあるのだろう?
洋服屋が服にあわせて布を特注するのか、それとも洋服屋は布地屋にあるものを買い付けるのか。
想像もつかない。

布は腐らないとはいえ、どんどんデザインがふるびていく。
大量の在庫を抱えてしまったら、さぞかし大変だろう。


下の写真は市場のなかで見かけた光景。
何をしているところかわかりますか?


2006/2/24 スパンコール作成中 



よく、女性もののTシャツなどに、絵の具の模様の一部にきらきらしたスパンコール(ラインストーン?)がついていることがあるでしょう。
このひとたちは、洋服ひとつ分のスパンコール一式を粘着シートのようなものに固定しているところなのです。

どうやって作るかというと・・・。

一番下に(おそらく)粘着性のあるシートをしき、そこにプラスチック製か何かの厚めの台紙をおく。
その台紙には色々な大きさの丸い穴が開いている。
台紙の上に一番大きいスパンコールをまず適当にばらまいて(おそらくスパンコールには上下はないのだろう)、化粧パフでそっとなぜると一番大きな穴にそれがすぽっとはまる。
余ったスパンコールを取り除く。
次に一段階小さいスパンコールをばらまいて・・・、と大きいものから順に穴を埋めて、最後に一番小さいものを埋める、という訳だ。なるほどねー。
(知ってしまえば当たり前だけど、最初に考えた人はすごい)
最後に台紙をはがして、上からも何か透明なシートをかぶせてできあがり。

スパンコールだけでは何の模様か分からなかったけれど、Tシャツの模様と組み合わせることで、きらきらと効果的に輝くのだろう。

最近確かにきらきらのついたTシャツとか多いかも。
(私自身は、洗濯してはげちゃったら困るのでそれがないものを選ぶのだけれど)
そのきらきらはここから来ているのですよ。

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コメント
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