採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

ポーリッシュ法のクグロフ

2006-05-30 | +パン
土曜のリュスティックにひきつづき、日曜日(5/28)はクグロフ作成。
ドライフルーツ消費促進中なのだ。

夏になるまえに冷凍庫や冷蔵庫をすっきりさせて、いま常温でおいてある洋酒漬けドライフルーツも冷蔵庫にしまいたいものだが・・・。

今回のクグロフはポーリッシュ法というのでやってみた。
あと、バターを減らしてみた。いつも35%程度の配合なのだけれど、バターを練り込む最後のあたり、生地がだれてきてしまうので。
それにカロリーも控えたいしね。


2006/5/28作成 釜飯型クグロフ


(材料)
(ポーリッシュ種)
小麦粉 200g
牛乳  200g
インスタントドライイースト 3g

(本生地)
小麦粉 400g
卵   180g(小4個)
砂糖  70g(もっと少なくてもよい)
塩    5g(?あとで確認します)
インスタントドライイースト 10g

バター 170g(もっと少なくしてもいいかも)
レーズン類 210g(もっと多くてもよい)

■作り方
1)ポーリッシュ種の材料をまぜ、27度で1時間程度おき2倍にふくらませる。
(ここで冷蔵庫で一晩おいてもよい)

2)本生地の材料とポーリッシュ種を混ぜてグルテンがつながるまでこねる。

3)バターを混ぜてさらにこねる。

4)レーズン類をまぜて均一にまざるまでこねる。

5)40分発酵、パンチ、40分発酵。(27度)

6)パンチ。分割。ベンチタイム5~10分。

7)整形。型入れ。最終発酵80分。 

8)焼成(190度で30分程度)。

9)焼き上がりに表面(オーブンにあたっていた面)にバターを塗る

----------------------------

■反省点など
・ポーリッシュ法というのは作業工程的に便利かも。
 ポーリッシュ種を発酵させているあいだに、その他の材料を準備することができる。
・バターを入れる前のこねがどうもいつも足りないようだ。次はしっかりグルテンが形成されるまでこねてみよう。
・今回は粉600gなので、クグロフ型、リング型、釜めし2個に分割した。
・釜めし型が意外とよかった。丸く整形して型にいれるので、きれいにまるく焼き上がる。
・クグロフの型入れがうまくない。
 生地のつぎめが焼くときに上になる面にでていると、発酵のとき
 つぎめが開いてでこぼこに!
 かといって継ぎ目を型にあてるようにすると、型から外したときに綺麗に
 ならないかもしれない。
 継ぎ目は中心の柱の面にくっつくようにするとよいのではなかろうか。
 それとも次からはすべて釜めしの型にするかな?
・今回のフルーツは、洋酒漬けレーズン、漬けてないレーズン(汁っぽくないものも
 入れた方がいいかなと思って)、晩白柚ピール、半割金柑の甘露煮、デーツなどを
 適当にミックスした。
・ラム酒漬けレーズンの水気をしっかり拭き取って使ったらけっこううまくいった。
・フルーツの量はもっと増やしたい。生地の砂糖はもっとへらしてもよい気がする。 


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+日本の小説・エッセイ

2006-05-30 | ■本・動画
(■読んだもの、□読みたいもの)
(順不同)
(概要説明にはアマゾンから写したものもあります)

■斎藤惇夫(藪内正幸画)『冒険者たち―ガンバと15ひきの仲間』
ガンバと15匹のねずみたちが八丈島をモデルにした南の島に、仲間を助けるためにイタチと闘いに出かける冒険物語。
アニメにもなった有名な作品だと思うが、読むのはこれがはじめて。アニメも実はちらりとしか見かけたことがない。
味方といってもいい人ばかりでないなどよく出来た冒険活劇だと思うが、どうしても、ドリトル先生のネズミの話や、ミス・ビアンカシリーズと比べてしまう。そして、これら2つの方が圧倒的に好きなのである。
日本人の書いた文学は当然作者の心の赴くままに口調(台詞)もくだけている。それに比べ翻訳児童文学の文体は、(現代のものはともかく)昔の作品は、格調高い、というか抑制が加えてあってそこが好きだ。
挿絵も、ガース・ウィリアムズに比べると・・・・。
大体縮尺が間違っている絵が多い。ねずみやイタチがリンゴ、バナナ、パイナップルを食べるのだが、その大きさが、人間:バナナの比と同じなのだ。がっかりする。
ミス・ビアンカの挿絵では実際のねずみ:もの比で描いてある。拡大鏡で覗いたような独特の挿絵世界はこういう正しい縮尺でものを描いているところからくるのでは。



■深田祐介『美食は人にあり』
文庫版タイトル『美味交友録』。
タイトルにひかれてつい借りてしまったが、大失敗。最低。著者が有名人との交友をひけらかす、というエッセイで、何の面白味もない。
台湾で××ホテル総支配人に招待されてどこのレストランに行ったとか、パリで辻調理師専門学校パリ校の校長の××氏に紹介されてどこのレストランに行ったとか(内容と違ってるかもしれないけど)それに近いことが延々と連ねてある。
全ての登場人物の出身校、職業、肩書き(総支配人とか支店長とか)がこんなに無意味に出てきてかつその人物像がまったく話にかかわらないエッセイというものもあるのだ。あきれる。
西原理恵子がマリ・クレールなどに登場するような女社長のことを「国際的な私。ゴージャスな私。セレブと知り合いの私。私を見なさい」と要約しているがまさにそんな感じのエッセイ。こういうのを「下品」というのではないか?
この作家、小説は面白いのかもしれないけれど、二度と手に取りたくない。忘れないために記録しておく。


■村上春樹『海辺のカフカ』(上・下) 2008.2
これまで読んだ村上春樹の小説のモチーフがあちこちにある。幼なじみで完璧な恋人である佐伯さんとその恋人は、『ノルウェイの森』。「僕」のお父さんはほとんど人物描写なしにまわりに悪をまき散らす人と描かれて言えるが、『ねじまき鳥クロニクル』に出てくる女の人のお兄さんもこんな描かれ方ではなかったか。ナカタさんがひたすら眠るところは『レキシントンの幽霊』。
いつものとても読みやすい村上春樹の文体はなつかしかった。
暗示や比喩が多いよく分からないストーリー(ファンタジー?)にも思えたけれどちょっと取り憑かれてしまうような力があると思った。小説のせいか春のせいか、眠くて仕方がない。疲労感がどっと押し寄せる。読むべきではなかった?

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