採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

ニンニク2012:三つ編み

2012-07-04 | +三つ編みニンニクgarlic braid

最初からタテに切り目を入れておいたのが功を奏して、ニンニクは例年よりさっさと乾いてきました。
今年も、三つ編みニンニクを作ります。
小汚かったニンニクが、見違えるようにかわいく変身するので、畑関連のものでは一番好きな作業です。

まずは皮むき。
 

garlic_braid_by_hardneck_garlic

最初はこんな感じで薄汚れていますが・・・

ニンニク

ペリー、と表面から1枚(もしくは2枚)皮を剥くと、真っ白のニンニクがあらわれます。

左の例では、もう1枚剥けば更に真っ白になるはずですが、剥きすぎると保存性が落ちるかも、と思い、多少の泥はそのままにしてあります。 

ニンニク

右側がこれからのもの。
左側が剥いたもの。
びっくりするくらい綺麗に変身します。

ニンニク作業の中でも、この皮むきが一番好き!! 

ニンニク

大きさ順にずらっと並べて、これから編み作業です。
かなりゴミがでる作業なので、掃除機を傍らに置いています。
(農作業小屋が欲しい・・・)


編む際には、霧吹きや濡らして絞ったタオルで葉っぱを軽く湿らせます。

 

ニンニク

この2つ、ちょっと違うのが分かるでしょうか。右側が今年途中で思いついた新趣向。

どこがかというと、一番下の段が1個になっているところ。 
左は、一番下の段に2個ありますよね。

下の段1個タイプだと、上端と下端がすぼまった、亀の甲羅みたいな感じに編み上がります。ダンナサマにはこちらが好評。 

ニンニク

亀の甲タイプの場合、こんな風に最初の3個を麻紐で固定してから編み始めます。
1個の茎をほかの玉に絡ませて固定、という方法もあるのですが、今回、茎はかなりパリパリに乾いており、あまり柔軟性がないため紐を採用。

上にニンニクを重ねていくので、紐は表からは見えなくなります。 

ニンニク

裏はこんな感じ。


小さい方から編み始め、大きいものを編み終わる頃に、ようやく要領がつかめてきました。
(1つは編み直した)

乾いてゴワゴワの葉っぱをきっちり編んでいくのは、かなり力がいります。
左腕前腕部が翌日筋肉痛になるほど・・・。
雨の日とか、やや葉っぱがしんなり湿り気味の日に作業する方がいいかもしれません。



ニンニク

2012年の三つ編み、集合!
わーい、かわいい~。
私の中ではこれがゴールで、食べるのはおまけみたいなもの。 
(というか勿体なくて房から切り離せない)

完全に”自己満足”ですが、いいのです(そもそも畑自体そうですし・・・)。

ニンニク 三つ編みの房の仕上げ方は、
・上にぴんと伸ばすタイプ
(「パイナップルスタイル」とサクマさんに名付けて頂きました)
・後ろ側に折り返すタイプ
・手前に折り返すタイプ(「バカ殿スタイル」と昨年ダンナサマが命名)
ニンニク

右3つは比較的小粒。
おそらく珠芽を播いたものです。
(色が真っ白ではなく紫色がかっていますよね?珠芽だから?でも珠芽も鱗片も遺伝情報は同じでは???)

小さめの玉は、茎が細く扱いやすいので、三つ編みするには丁度よくて好きです。 

ニンニク

一番のちび玉グループ。
(一番最初に編んだので、なんかヘタです)
小さいとはいえ、1玉あたりの粒数が少ないので使い易そうです(上3玉は、一球タイプです)。 

ニンニク

一番大きいものと比べてみると・・・。
当然のことながら、大粒の種を植えたら大きなニンニクがとれるようです。



という訳で、大玉の方から2〆分は、来年の種ニンニク用にとっておきます。
(二胚(一粒から2本芽がでちゃうもの)でない方が望ましく、それをよけると3〆分あった方がいいかも)


・・・・と、私は大粒を植えて、小粒から食べていくつもりでいたのですが、ダンナサマは逆の発想だった模様。

「Fujikaちゃん、あの小粒の珠芽から(小さいとはいえ)ニンニクが出来たということは、次回これを播くともっと大きいニンニクが穫れて、更にそれをまくと、3年後くらいにはどでかニンニクが穫れちゃうってことだよね!
この小粒、播いてみようよ!!」

ですって。

うーん。どっちが得なのかなあ?


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■三つ編みニンニクのコツ、今後の課題
・編む前に、大きさの順に並べるというのは作業しやすくてよかった。
・葉っぱは、霧をふいたり濡らしたタオルをかけるなどして湿らせると作業しやすい。
 (晴れた日に皮を剥いて、雨の日に三つ編みをするか・・?)
・最初の3玉は、麻紐で固定する。
・小分けにする方が面倒なので、ついつい10個以上のニンニクを一〆に編み込んでしまうが、7玉くらいで1〆にすると、プレゼントに丁度良いサイズになるのではないか。 
・三つ編み先端を「バカ殿スタイル」にするには、三つ編みの「裏側」を綺麗にする必要があり難しい。
 裏を綺麗にする方法は要検討。 
・「バカ殿スタイル」など折り返すためには、三つ編みが太すぎない方がよい。
 大玉のものは茎葉の量が多いため、葉を数枚間引くなど細くする必要あり。
・三つ編みが終わったら、房の先端を切り落とすのはギリギリ最後がよい。
 編み直す場合には、切り落としていない方がよいため。 

コメント (12)
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