採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

長芋掘り

2015-11-18 | +その他

畑友の畑には、何ヶ所か、長芋が植えてあります。
というか、植えたのは大分前で、その後、毎年新たに芽を出しては成長し、また、落ちたむかごも芽を出し、という感じ。
それぞれの場所には支柱を立ててあげているので、ツルが茂る夏場には、トピアリみたいになっています。

今年は一箇所掘ってみますか!ってことで、私も一緒に掘らせて頂くことにしました。

この時期、地上部はすっかり枯れ果てており、まずは地面をナデナデしながらうすく削り、ツルの痕跡を捜します。 
そうしたら、その周囲、というか、片側の範囲を掘削。
(全周ぐるりと掘ってしまうと、芋が折れやすいのでよくない)

深く掘るためには広い面積を掘る必要がありますが、この時は雨が続いた後で、土もよく締まっていたので、開口部は比較的狭くてすみました。 

オレンジケーキ

腰くらいの深さまで掘りました。
1m以上の黒土の層の下にはオレンジ色のネチネチの粘土質のローム層があり、長芋はそこから先には伸びにくい模様です。 

ほぼ全長が現れてきたら、短い棒状のもの(折れた支柱)で長芋の先端や周囲を探るようにして、 遺跡を発掘するかのように掘り出します。

特に深い場所では、ネトネトの黒土が長芋にまとわりつき、芋なのが土なのかが非常に分かり難いです。 

オレンジケーキ

品種は長芋系とのことですが、真っ直ぐに育つものは少なくて、いくつもに枝分かれしています。
でも、大半を折らずに掘ることができました。
(おもに畑友がやって下さって、私はワクワクしながら見守るばかりでしたが・・・) 

千葉の方で「穴掘り選手権」というのがあるそうですが、こうやって食べられるものを掘るほうが楽しそうです。 

オレンジケーキ

掘ったのは一箇所ですが、(根元にむかごが育って)数世代の長芋が同居している感じで、何本も出てきました。

で、おみやげまで頂いてしまいました。
複雑に枝分かれしていますが、折れずに掘れたなんて奇跡的! 

左のは710g。右は1160g。
もし枝分かれしなかったら、この重さの、太長い長芋になっていたのかな?

袋に入るように適当な長さに切り、真空パック機で真空にしてシールしておきました。
(スーパーで長芋ってそうやって売っていますよね)
少しずつ食べ進んで、10日後の時点で20cm長さのものが2本残っていますが、状態は良好です。

長芋は、おろしただけで美味しいのであまり工夫していませんが、いくつか試してみました。

・とろろ蕎麦
 すりおろしてダシで溶いて、冷たい蕎麦につける。
・とろろ飯
 すりおろしたものをそのまま麦ご飯に乗せ、わさび醤油をちょろっとかける
 (だしで溶くより、とろろはそのままでわさび醤油をつける食べ方の方が好き!)
・とろろ飯豪華版
 すりおろしたものとまぐろをご飯に乗せ、わさび醤油をちょろっとかける
・しばきとろろ梅肉和え
 皮を剥いてビニール袋に入れ、麺棒で叩き、梅肉ペーストもビニールに入れて揉む(和える)
 ビニール袋のまま冷蔵庫に入れておけて便利だし、梅味がさっぱりして美味しかったです。
・長芋きんとん
 小口切りにして蒸し、マッシュして少量のお砂糖をまぜる。(茹でた方がよかったかも)


掘るのも、食べるのも、楽しませて頂きました。
Yさんありがとうございました!

コメント (4)
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