最近割と部屋が片付いているのです(当社比)。
特に1月、干し柿フィーバーも終わって、ほっと一息(せいぜい干し芋作業くらい)。
「なんにもしないと、部屋って散らからないんだな・・・。」
そう気づくと、いつもの作業を始めるのが怖くなってしまいます。
いや、でも。
ずっとTV前に座っていたり、ベッドでずっと本を読んでいたり、そうしておけば部屋は散らからないかもしれないけれど、でも、それはなんか違う気がする。
力いっぱい作業して散らかってしまったら、それは元気に活動できた証拠。
また片付ければいいよね。
作業しながら片付けることはまだできないけれど、作業が終わってからの片付けは、だいぶ出来るようになってきたし。(自分でも片付けやすい仕組みをコツコツ作ってきたのです)
何らかの活動が出来ている自分を認めてあげて、散らかす自分を許そう。
そして、散らかってすごいことになっちゃっても、「また(そこそこ)片付けられる」と自分を信じよう。
・・・
という訳で、2月恒例の、ピールのチョコ掛け、今年もひととおりやってみました。
以前大量生産したピールの在庫も、なんとか減らしたいので。
今年の仕上がりはこんな感じ(写真はカノンさんからお借りしました。ありがとうございます)
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昨年、3分割の仕切りを作って、割とよかったので、今年も3分割にするつもりが、3本折り目の仕切りをちゃっちゃか作ってしまって4分割に・・・。(折り目を3つつけながら、全然気づかなかった・・・)
今年は新作がひとつ。下の写真で上に3つ出ているものです。
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軸がぴょこりん、とあるこちらは、桑の実ボンボン。
昨年、頂きもののアマレナ(さくらんぼ)キルシュ漬けでボンボンを作りました。 フォンダン(砂糖)をさくらんぼにまぶしてチョコで包み、時間が経つことでチョコの密閉環境下でさくらんぼ内の水分がお砂糖を溶かして、食べるときには、チョコの中から甘いリキュールの液体(とさくらんぼ)が出てくる、という仕組みのものです。
このときの反省としては、 ・結果的にサイズが大きすぎた。一口で食べるのには抵抗があるくらい。 ・フォンダンが厚すぎたせいで、最後の大きさが大きくなってしまった気がする。
このときのさくらんぼは使い切ってしまいました。 日本で買えるさくらんぼは、アマレナよりだいぶ大きくなってしまいます。 やや大き目さくらんぼでも、フォンダンを薄くすれば・・・? 他に何か小さくて軸のあるものは・・ と思っていて、ひらめいたのが桑の実。 ずっと前に作った桑の実酒の桑が、アマレナ替わりに使えそうです。 サイズも小さいし、短いとはいえ軸もついているし。
という訳で、小さ目ボンボンを目指して作ってみました。 フォンダンは薄めで! 初めてなので、各段階でトライ&エラーがありましたが、試行錯誤の結果、到達したおおまかな手順は次の通り。
■■桑の実ボンボン (1)お酒に漬けてあった桑の実をザルにあげ、キッチンペーパーで拭く。
(2)粉砂糖をレモン汁で溶き、ゆるめのフォンダン的なものをつくる。(桑の実酒には酸味がないため)
(3)桑の実の表面にごく薄くフォンダンを塗り込み(くぼみに擦りこむ程度でよい)、ふるった粉砂糖をたっぷり置いた小鉢に置く。 手で置く向きをかえながら、表面に粉砂糖をまぶしていく。べたつかなくなるまで転がす。
(4)べたつかなくなってきたら、粉砂糖を軽く塗り込めたキッチンペーパーの上に置いて乾かす。
(5)チョコがけ1回目。軸を手でもって、下半分をチョコに浸す。 最初の一個はオーブンペーパーの上にちょん、ちょん、と2か所チョコをおき小さな円盤にする。 30秒ほど待ってから、その片方の円盤の上に置いて桑の実を立てる。次以降の桑の実は、1回だけちょん、として、前に作った方の円盤の上に立てる。 ※桑の実はさくらんぼと違って縦長のため、立てるのではなく、横倒しにしたくなります。 横倒しは、1回目のチョコがけのときはいいのですが、2回目にチョコを浸して配置する際に、1回目のチョコのせいで重心が変わってしまって、さっき置いたのと同じ置き方では置きにくくなってしまいます。 2回目に置きやすいのは、タテに立てる方法だと思いました。
(6)チョコがけ2回目。今度は、軸の付け根までしっかりチョコに浸したいので、ピンセットで軸をつまむ。 軸の付け根までしっかりチョコに浸し、オーブンペーパーの上にのせる。 紙のぎりぎり上まで運び、空中でピンセットを離すようにするといい。 (紙の上に置いてしまってからピンセットを放すとどうしてもブレてしまうため) 2回目は、ちょん、をしなくても、ちゃんと立ちます。
必死だったためあまり写真がありませんが、いくつか。
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フォンダンコーティングが終わった桑の実。 コーティングは薄めをめざしました。 ペーパーに粉砂糖を擦りこみ、その上で乾かすとくっつきにくくていいようでした。
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チョコ掛け1回目の後、立ててあるところ。 最初は手で持ったまま、じかにペーパーの上に置いて、しばらく待つ、という方法でしたが、時間がかかりすぎて大変。 前もって「ちょん」、として、半分かたまりかけの円盤の上に置く、という方法だと、この縦長の桑の実でもすぐに立ってくれます。 (ワケわかんないかもしれませんね。すみません)
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この一番左の桑の実を見ると、チョコの円盤の上にのっけた、というのがよく分かるかと。
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2回目のチョコ掛けのときは、指でなくてピンセットを使うのがよかったです。 こんなに短い軸でも、なんとかチョコに浸せます。 このピンセットはしっかりホールドできて便利でした。ずっと前フリマで数本まとめて買った歯医者さん用?のピンセットのうちのひとつ。初めて出番が。
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こちらは、立てる方法を思いつく前の、横だおしタイプ。 チョコの箱に詰めるのは、実はこちらが詰めやすいです。 形も、小鳥みたいでこっちの方が可愛いかも・・・? (ひよこまんじゅうスタイル)
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立てたタイプは、箱に詰める段になって、「あれ、入らないどうしよう」となりました。 横倒しでいいかな、と最初は思ったのですが、2段ぶち抜きにすれば何とか入ることに気づきました。 (それでも軸がちょっとつかえてるかもしれないけど) タテのものを横倒しにして置くのはなんだかみっともなかったので、この方法を思いついてよかったです。
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小さくて、見た目は可愛くてよかったかな、と思います。
評判はどうだったんだろうか。
フォンダンコーティングではなくて、ガナッシュをコーティングすることはできるのかしら。
ガナッシュは流動性が足りなくて、手で粘土細工みたいに塗りつけないとだめかな。
あたたかいうちならちゃぽんと浸せるのかしら・・・。
(ガナッシュをあまり作ったことがないのです)
桑の実、および漬けてあった桑の実酒も飲んでしまって、無事片付きました。
次のシーズン、また桑の実を漬け込むかどうか。
ちょっとだけでも、キルシュか何かに漬けてみるかな?
酸味があるといいなあと思うので、ラズベリーリキュールとかどうだろうか。甘いのかしら。
甘くないブラックベリー酒を自作して、そこに漬け込むとか・・・。
アドバイス、リクエストがありましたらお願いいたします。