桑の実、今年も摘んでます!
まず最初に行ったのは、地元のいつもの場所。5月27日でした。
6月1日を目安にしているのですが、最近前倒し傾向がある気がして、早めに。
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5/27だと、まださほど実も落ちていませんでした。
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例年、クワ実菌核病(実が白~グレーになって、固かったりぶよぶよだったりしてしまう病気)が多発する場所なのですが、今年は比較的マシかも? そこらじゅう病気の実だらけ、というほどでもないです。
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その代り、例年は見慣れない、綿毛状のものが・・・。 そこらじゅうに大発生しています。 ナニコレ? 病気?虫?
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気味が悪くてじっと見つめないようにしていたのですが、ちらっと見てみると、なんか動くような! ぞわわわわ。 これは病気じゃなくて、虫・・?
調べてみると、クワキジラミという虫のよう。 桑木蝨。 (いろいろな木にそれぞれのキジラミがつくようです。)
このフワフワした糸は、幼虫が尾端につけているロウ状の物質なのだそう。 幼虫は、樹液を大量に吸って、過剰な糖質を蝋として排出しているのだそうです。 多量の樹液を吸われてしまうことで、葉っぱはくるりんと縮んでしまったりも。
養蚕の上では、このキジラミに覆われた葉っぱを蚕のエサとしてやると、(この虫自体に毒性はないものの)蚕が栄養不良になって病死しやすくなったり、繭のサイズが小さくなったりなどの問題が出て、主要な害虫として扱われているようです。
今年はこの害虫の当たり年なのかしら・・・。 こんな大発生は初めてみました。
白い綿毛にぞわぞわしつつも、ひとしきり摘んできました。
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まあまあのサイズかな。
キジラミが余りに気持ち悪いので、別の場所に遠征。 車で40分ほど離れた小貝川ふれあい公園まで。 ここは、クワ実菌核病の発生がほとんどない場所で、健康な桑が育っているはず。
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折角はるばる行ったものの、このエリアも、クワキジラミだらけ! どこもかしこも白いものに覆われて、空気中にまでふわふわしたものが漂っているほどでした。
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念入りに探した結果、ようやく、クワキジラミがあまりいなくて、しかも大粒の実の木を見つけました。 脚立の奥にある小さな桑の木。 風通しの問題なのか、この小さな木だけは虫がほとんどついていませんでした。しかも大粒で、うっとり・・・。 収穫量はいちごの箱に1つ分程度で、はるばる行った割には少な目でしたが、大粒厳選なので、いいのだ。
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この公園には、ヤマグワの木もあります。右側がヤマグワ。やや小粒で、つぶつぶからヒゲが出ています。
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5月31日、小貝川の大粒ちゃんたち。 やや肩が張って、むくむくとしたブドウみたいな形状で、軸は短め。
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6月3日。地元のMy桑の木にまた行ってみました。 何故かクワキジラミは落ち着いていました。みな羽化してどこかに飛んでいったのだろうか。
成熟が進んで、黒い実がどっさりあります。なるべく厳選して収穫。 この日の大粒ちゃんたちはこんな感じ。 まっすぐ長い形状で、軸はやや長めのものが多いです。小貝川のとは違うかたちですよね。
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ほどほどのサイズで、軸がとりわけ長いものを選んで、お酒に漬けました。 冬に作った桑の実チョコが比較的好評だったので、また作ろうかと思って。
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大粒の桑の実を見ていると、ぽわーーっと陶酔してしまいます。
そのせいで、毎日のように桑摘みに行かずにいられません。
だ、誰か止めて・・・。