採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

ニンニク2019:晩生グループ収穫(フランスピンク)

2019-07-03 | +ニンニク


ニンニクの収穫の記録、最後の品種です。
フランスピンクと呼んでいる品種。
2年前に購入したタネを植えてから、収穫は2回目。

今年、一番楽しめたのがこの品種。 

フランスピンクニンニク

2019/06/13 左側:イタリアピンク 右側:フランスピンクにんにく

中央右側がフランスピンク。
背が高いのが分かるでしょうか。
茎も太くて、いい感じに育っているだろうなーと期待していたのです。
ところが。

 

フランスピンクニンニク

2019/06/13 フランスピンクにんにく

掘ってみると、なんか変!
ニンニクになっていなくて、こん棒みたいになっています。
しかも1個や2個じゃなくて、沢山!!

明らかに失敗作ですが、持ち帰って観察してみることにしました。

 

フランスピンクニンニク

2019/06/14 フランスピンクにんにく 棍棒状

フランスピンクニンニク

2019/06/17 フランスピンクにんにく 左3つ:棍棒状 右2つ:普通

こん棒状のものは、ふかふかしているものと、やや固めのものがあります。
フカフカのもの、すっぱりカットしてみましょう!

 

フランスピンクニンニク

お、おおおおおお。
皮ばっか。
皮だけがぎっしり。
皮の枚数がいやに多いような気もしますし、花茎すら存在しないです。

 

フランスピンクニンニク

おおおおおお。これも皮ばっか。
でもこちらは花茎っぽいものが出来てますね。


次は縦に切ってみましょうか。
 

フランスピンクニンニク

うひゃー。
皮しかないのにふくらむものなのですね。
皮自体が分厚いせいもありますし・・・


 

フランスピンクニンニク

きゃ~。
これなどは、花茎が上にとびだせずに、根本でとぐろを巻いてしまっています。

 

フランスピンクニンニク

こちらの花茎は、ある程度伸びたみたいですが、画面の右端までいって、また下に向けて完全に折り返してきています。
なんとまあ。


 

フランスピンクニンニク

中心が花茎で、そのすぐ外側の皮は、一度折り返してから上に伸びているみたい。
こうなっているから、横断したときに異様に枚数が多いように見えたのかも。



棍棒型で、触ってみるとちょっと固いものもありました。
こちらは剥いてみることにします。
と!
 

フランスピンクニンニク

中からなんか出てきた! 一球にんにく!
(こういうのを中心球というのだそうです)


 

フランスピンクニンニク

直径4cmもあります。

珠芽や小さな種球を植えた場合、極小の一球になるものは時々みるのですが、こんなに大きく育った株でこんな一球タイプは見たことがないです。
 

フランスピンクニンニク

こっちも!

 

フランスピンクニンニク

目を見張るようなイレギュラー君たち。

 

フランスピンクニンニク

2019/06/20 フランスピンクにんにく

6/20、収穫と処理が完了。

 

フランスピンクニンニク

こちら、手前のものは、こん棒状で、おそらく中にニンニクが入っているもの。
「皮だけ」というものは、もっと沢山、この2倍くらいありました。全部解体して楽しみました。

ニンニク栽培としては失敗作ですが、剥いてみて興奮するのはこっちですよね、やっぱ。


 

フランスピンクニンニク

奥のこちらは、ちゃんと育った方。

ようすがおかしいヒトたちに混ざってすっかり影が薄くなってしまいましたが、ちゃんと育ったものも結構ありました。よくがんばりました。


 

それにしても、こんなにイレギュラー(中心球)が多発したのは何故でしょう???
病気? 気候? 植え付け時期? 肥料?? この品種の特性?
ニンニクを植えている方、こういうことありましたか?

次のシーズンはどうなりますことやら。

ところで、今週末、三つ編みニンニクを持って交通会館に出店します。
もし近くを通りがかかるようなことがありましたら、お立ち寄り下さい。
ほかにも沢山お店が出ていますし、ビル内にも各県の物産館が沢山あって楽しいです。
「ブログ読んでます」と言って下さった方には、何か小さなプレゼントを考えています。

7月6日(土)交通会館マルシェ(有楽町駅前、東京交通会館のピロティ)
7月21日(日)編み方ワークショップ
7月27日(土)交通会館マルシェ(有楽町駅前、東京交通会館のピロティ)(←不確定)
8月4日(日)武蔵新田 宵のえんにち(15:00-19:00)(東急武蔵新田駅 新田神社付近)
(8月に交通会館にもう1回?)









■参考
フランスのニンニクの品種

ニンニクの不結球症に関する研究
遅植えすると、側球(鱗片)分化に必要な低温要求量が足りずに不結球になりやすいとのこと。
今回のフランスピンクニンニクの場合は、割と早植えで、秋があたたかく、苗が元気よく成長していた。
暖かいうちに苗が大きくなりすぎて、あまり低温を経験しないために側球分化のスイッチが入らず、そのままずっと成長し続けてしまったのか・・・。

コメント (3)
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