採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

2010インドネシア:サテカンビン(ヤギの焼肉)

2020-07-14 | +海外

いつの間にか時間が経ちましたが、2010年にインドネシアに行ったときの記録です。

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ボロブドゥール見学の帰りだったかな、みんなでサテカンビンを食べに行きました。
Satay Kambing のkambing はヤギ。
ヤギ肉の串焼き、ということになります。(焼き鳥はサテ・アヤム)

ダンナサマによると、インドネシアでもヤギ肉は結構なご馳走とのこと。
しかも、専門店で出していて、「精がつく」という有難味もあるようで、特に男性に好まれる傾向があるようです。
日本でいうとウナギみたいな存在でしょうか?(甘辛い味付けもちょっと似てます) 

 

サテカンビン

串焼きSate のほか、ヤギ肉のお料理を出してくれます。
何がなにやら、ですが、トンセンtongseng や グライgulai は ココナツ風味のピリ辛カレー煮込み的なものだそう。
(ココナツを使わない場合も)

右の列は飲み物で、上から冷たいEs ジュース、ホットPanas ジュース、冷たいお茶、ホットティー。

このお店はダンナサマは来たことがあるようで、注文など全部お任せしてしまったら、結局何が何やら、になってしまいました。

サテカンビン

ヤギ肉料理屋の店先では、こんな感じで串焼きを作っています。
これがサテカンビン。


サテカンビン

店内の窓際には厨房が。
客席はとっても暗いです。
電気が通っていない訳ではないのですが、照明はなかったかも。

この旅行全体を通じて、ジョグジャカルタのいろいろなお店の店内は、基本的に暗めの印象でした。
外がとても明るく暑いので、暗さを尊ぶようなメンタリティがあるのかも。陰翳礼讃?


サテカンビン

あ、この豆は、市場などでちょくちょく見かけて気になっていたものでした。
今回のお料理に使われるのでしょうか。

サテカンビン

煮込み用のお鍋。
メニューが少な目なので、調理器具類もシンプルです。


サテカンビン

(ピンぼけすみません)
これは、突き出しのスナック。落花生せんべい的なものだった気がします。

サテカンビン

これは、ローストの焦げ目もついているし、サテカンビンですね。

甘辛味のタレを塗って焼いてあって、更に最後に何かタレのようなものがかかっています。
(インドネシア料理は、茶色くて甘じょっぱくて、砂糖と醤油を使った和食にかなり通じるものがあります。
特にジョグジャカルタは味付けが甘めなのだそう)

ヤギ肉ってどんな感じ?と思っていましたが、特に違和感なく、赤身の美味しいお肉、という感じでした。
沖縄でもヤギを食べるようで、グルメ番組などで見ると人によって臭くてダメ、ということもあるようですが、ここの料理では臭みは特に感じなかった気がします。

サテカンビン

これは煮込みで、ダンナサマによると、トンセン(もしかしてグライ)とのこと。
店内が暗いのでフラッシュを焚いて撮りましたが、クリックすると暗い写真が出ます(意味ないか)。

見ただけでは(食べてみても)肉以外の材料はよくわかりませんでした。(暗かったし)
調べたところ、コリアンダーパウダーなどのスパイスが使われているようですが、インド料理のカレーよりもとてもマイルドな印象。


サテカンビン

この煮込みの中に、先ほどの大きな豆が!
マメだけ食べてみたところ、かなり苦めの青臭いような味でした。
野菜としてこれ単体でモリモリ食べるようなものではなさそう。薬味というかハーブ的な位置づけなのかも。

サテカンビン

骨つき肉の煮込み。これはテンクレンTengklengみたいです。

魚でいうと、アラ汁みたいな感じですよね。こういう、手で持ってせせりながら食べるようなお料理、大好き。
豚バラ肉などと違って脂っぽさはあまりなく、美味しくいただけました。

このほかに白いご飯も頼んだのですが、どれもごはんとよく合いました。


沖縄には骨汁(ほねじる)という骨つき肉の澄ましスープ煮込みがあります。
ずっと前に一度だけ食べたことがありますが、あれも美味しかったなー。


ヤギ肉尽くしを頂いて、精がついたかどうかは・・・よくわかりませんでした。
あちらでは、血圧が上がる、という認識のようですが、特にそういうことはなかったかも?
(同じく血圧が上がるという評判で(やはりどちらかというと男性に人気の)ドリアンは、食べてすぐ頭痛がしたので、その評判に納得でした)

ヤギ肉の場合は、もともと脂がさほど強い訳でもなく、お料理としてそれほどコッテリ仕上げてある訳でもないです。
味付けも、特別スパイシーだったりする訳でもなく。


コッテリ感でいったら、ウナギや霜降り牛肉の方が上です。
ウナギや霜降り牛は、一度食べると、かなり体が満足して、翌日はまあいいかな、という気持ちになります。
ヤギ肉は、美味しくて食べ飽きない感じなので、ここぞという時(?)だけでなく、しょっちゅう食べたいなー、と思うような味でした。

コメント
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