採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

青トマト

2020-12-16 | +その他

一昨日くらいからぐっと冬らしくなってきましたが、今年は晩秋から初冬にかけて、暖かめのお天気でした。
なので、12月7日の時点で、畑のトマトが青々。

グリーントマト

いや、実はこれはお隣のトマトなんですけどね。


青々茂っているだけではなくて、実もすずなりなのです。

グリーントマト

ぷりぷりのトマトが無数についています。

グリーントマト

こっちにも。(実の形が違うので、いくつかの品種があるみたいですね)
でも、今から赤くなるのは期待できません・・・。

たまたまお会いしたときに、
「青トマトでよければ、よかったら摘んでって下さい。何か加工でもして・・・」
と言って頂いたので、真冬の採集を楽しんでしまいました。


グリーントマト

むふふ~☆ 立派なトマト。
かなりの分量が実っていました。
(これが夏だったら・・・・)
熟し具合としては、濃い緑が段々薄く、白っぽくなって、そのあとに赤がさしてくるような感じです。
大半が、せいぜい白っぽい程度の状態。

グリーントマト

熟し具合なのか、品種も関係あるのか、水分は少なくてしゃっきりした状態です。

グリーントマト

ふと気づいたのですが、つやつやした果肉に種がちりばめられていて、なんか、イチゴみたいじゃない?
(どのトマトもこうなっている訳ではなかった)

グリーントマト

(真ん中に線はあるけど)いちごっぽい・・・。

グリーントマト

断面も、いちごっぽい・・・。


さてさて。
加工するにあたって、まずは試食。
シャリシャリして、甘さや酸味はごくごく薄く、ほぼ無味。
青臭さは気にならない程度。
あと、皮は完熟トマトよりも薄いです。
(この青トマトの皮を剥かなきゃいけないとしたら大変、と思ってた)

『大きな森の小さな家』シリーズのどれかに、食べるものがあまり手に入らないときに奥さんがパイを作って、
夫:「アップルパイだ!なんで?りんごは今、手に入らないのに?」
妻:「うふふ、グリーントマトで作ったの」
みたいなくだりがありました。
(結婚後のローラが作ったのか、母さんが作ったのか、忘れてしまった・・・)

確かにりんごに通じるものが。
青りんごから、95%くらい、甘さと酸味を引いたような味です。

ということは、甘さと酸味を足せばりんごに近くなるということ。
少量で試作してみることに。

グリーントマト

青トマト、ゆず果肉、果糖を電子レンジで加熱。

グリーントマト

量が少なかったこともあり、簡単に煮崩れ、ゆず果肉のおかげとろりとなりました。
(皮も一緒に煮てしまって気になりません)

食べてみると、うむ、甘酸っぱくて、まあ、りんご・・・に、近いかな?
しばらく遅れて、後味にわずかに苦みというか青臭さがあります。
なので、使うお砂糖は、果糖ではなくショ糖がよさそう。
(果糖は最初に強い甘みがきて切れがいい甘さ。これだと甘さが消えた後に苦みがくるけれど、ショ糖は比較的長く続く甘さ。甘さが長く続くことで後味の苦みをカバーできそう)

甘酸っぱくてジャムとしてはありだけど、ヨーグルトに入れたくなるような味じゃないかもなー・・・と思っていましたが、ベストな使い道を発見!



(写真あとで)


クラッカーにこのジャムを塗って、ハードチーズをのせて食べると、これが美味しい!
アミノ酸が相乗効果?
チーズの脂肪分が青臭さをカバー?
理由はよく分かりませんが、双方が味を引き立てあっている気がします。

チーズとジャムが合う、というのはチーズのネットショップでよく見ていたけれど(組み合わせて販売されてたり)、ジャムは買ってる場合じゃないし、送料が勿体ないし(ジャムの重さの分、チーズを買いたいし)、と試したことは一度もありませんでした。
本当にチーズとジャムって合うんだ~。


とはいえチーズに添えるジャムというのは、食べる頻度としては少なさそう。
消費しやすそうなチャツネ、そしてジャム、両方作ることにします。
チャツネを多めにしよう。
(ピクルスも考えましたが(以前一度作ったことがあります)、これからの時期、寒いこともあってピクルスはあまり減らなさそうなのでなしに)

(加工の記事はまた別途)

コメント (2)
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