一昨日くらいからぐっと冬らしくなってきましたが、今年は晩秋から初冬にかけて、暖かめのお天気でした。
なので、12月7日の時点で、畑のトマトが青々。
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いや、実はこれはお隣のトマトなんですけどね。
青々茂っているだけではなくて、実もすずなりなのです。
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ぷりぷりのトマトが無数についています。
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こっちにも。(実の形が違うので、いくつかの品種があるみたいですね) でも、今から赤くなるのは期待できません・・・。
たまたまお会いしたときに、 「青トマトでよければ、よかったら摘んでって下さい。何か加工でもして・・・」 と言って頂いたので、真冬の採集を楽しんでしまいました。
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むふふ~☆ 立派なトマト。 かなりの分量が実っていました。 (これが夏だったら・・・・) 熟し具合としては、濃い緑が段々薄く、白っぽくなって、そのあとに赤がさしてくるような感じです。 大半が、せいぜい白っぽい程度の状態。
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熟し具合なのか、品種も関係あるのか、水分は少なくてしゃっきりした状態です。
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ふと気づいたのですが、つやつやした果肉に種がちりばめられていて、なんか、イチゴみたいじゃない? (どのトマトもこうなっている訳ではなかった)
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(真ん中に線はあるけど)いちごっぽい・・・。
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断面も、いちごっぽい・・・。
さてさて。 加工するにあたって、まずは試食。 シャリシャリして、甘さや酸味はごくごく薄く、ほぼ無味。 青臭さは気にならない程度。 あと、皮は完熟トマトよりも薄いです。 (この青トマトの皮を剥かなきゃいけないとしたら大変、と思ってた)
『大きな森の小さな家』シリーズのどれかに、食べるものがあまり手に入らないときに奥さんがパイを作って、 夫:「アップルパイだ!なんで?りんごは今、手に入らないのに?」 妻:「うふふ、グリーントマトで作ったの」 みたいなくだりがありました。 (結婚後のローラが作ったのか、母さんが作ったのか、忘れてしまった・・・)
確かにりんごに通じるものが。 青りんごから、95%くらい、甘さと酸味を引いたような味です。
ということは、甘さと酸味を足せばりんごに近くなるということ。 少量で試作してみることに。
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青トマト、ゆず果肉、果糖を電子レンジで加熱。
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量が少なかったこともあり、簡単に煮崩れ、ゆず果肉のおかげとろりとなりました。 (皮も一緒に煮てしまって気になりません)
食べてみると、うむ、甘酸っぱくて、まあ、りんご・・・に、近いかな? しばらく遅れて、後味にわずかに苦みというか青臭さがあります。 なので、使うお砂糖は、果糖ではなくショ糖がよさそう。 (果糖は最初に強い甘みがきて切れがいい甘さ。これだと甘さが消えた後に苦みがくるけれど、ショ糖は比較的長く続く甘さ。甘さが長く続くことで後味の苦みをカバーできそう)
甘酸っぱくてジャムとしてはありだけど、ヨーグルトに入れたくなるような味じゃないかもなー・・・と思っていましたが、ベストな使い道を発見!
(写真あとで)
クラッカーにこのジャムを塗って、ハードチーズをのせて食べると、これが美味しい! アミノ酸が相乗効果? チーズの脂肪分が青臭さをカバー? 理由はよく分かりませんが、双方が味を引き立てあっている気がします。
チーズとジャムが合う、というのはチーズのネットショップでよく見ていたけれど(組み合わせて販売されてたり)、ジャムは買ってる場合じゃないし、送料が勿体ないし(ジャムの重さの分、チーズを買いたいし)、と試したことは一度もありませんでした。 本当にチーズとジャムって合うんだ~。
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とはいえチーズに添えるジャムというのは、食べる頻度としては少なさそう。
消費しやすそうなチャツネ、そしてジャム、両方作ることにします。
チャツネを多めにしよう。
(ピクルスも考えましたが(以前一度作ったことがあります)、これからの時期、寒いこともあってピクルスはあまり減らなさそうなのでなしに)
(加工の記事はまた別途)