採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

山椒の木

2021-05-12 | +その他

実家の庭に、ずいぶん前から山椒の木が生えています。
もとは、自然に生えてきたもの。

山椒の木

もうずいぶんと立派な木になっていて、背の高さは1.2mほどですが、幹はすりこぎにするには太すぎるほどです。
この木は雄株なので、実はつきません。
葉っぱを摘んで山椒味噌にしたりして使っているようです(以前成果品をうちにもらいました。美味しかった!)
あと、今年初めて「山椒の花の佃煮」を作ってみたそうです。
私は2度しか買ったことのない、幻の逸品なのですが、母の感想は、「何か粉っぽかった」ですって。
粉・・・? 花が成熟して花粉が出来てしまっていたのかしら?
来シーズンはもう少し早めに摘むとか・・・。

で、そのそばに、もう一本山椒の若木が生えてきました。
(上の写真、〇で囲んだところ)


もとからある木は雄株なので、これから種がこぼれたのではなく、鳥のフンか何かでしょうか。


山椒の木

こちらがその若木。
山椒の木、2本もいらないし、抜いちゃってもいいかな~と思いつつ、それほど邪魔になる場所でもないのでひとまず置いておいたとのこと。


で、この春、若木をよくよく見てみたところ、おお! 実が!!

山椒の木

上の写真の〇の中、山椒の実がついています。
ということは、この木はメスの木。

山椒界では圧倒的にメスの木の方が貴重とされます。

メスが生えてきたということは、オスの木はもはや・・・?
横目でちろ~ん、とオスを眺めたら、心なしか「冷汗たらりん」って感じだったような。

母はこのオスも長年大事に育ててきたので「大丈夫、抜かないからね」と声をかけてあげていました。


こちらが貴重な初・山椒の実。私がもらってきてしまいました。

山椒の木


あと、オスの方から葉っぱも積み集めました。

山椒の木



「貴重な初収穫の実なので、腐らせないように」とプレッシャーをかけられたので、早速ちりめんじゃこを買ってきて、ちりめん山椒なるものを作ってみました。(多分初めて)
実だけだとちょっと少ないので、若い葉(新芽)も使いました。


(ちりめん山椒の写真あとで)

味の濃い佃煮ってあまり好きではないので、やや薄味に作ったら、我ながら美味しい☆
ちりめんじゃこと山椒、お醤油と酒、あと砂糖少々(みりんがなかった)だけなのに、複雑な味と香りがします。

メインディッシュになるようなものではありませんが、春、一度は作ってもいい味だと思いました。


大き目の葉っぱの方は、小葉をしごいてマーボ豆腐に混ぜたら、これまたさわやかな味わいになって美味でした。


コメント (6)
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