冬作業のネタがもうちょっと続きます。
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12月に入る頃、お友達からポンデローサレモンを頂きました。
(楽子さん、ありがとうございました!)
ビッグレモンとも呼ばれる、文旦くらいのサイズの、シトロンの仲間です。
(分類上は、レモンよりは獅子柚子に近い)
うっすら青みが残っていて、まだまだ日持ちしそう。
と思ったのがよくなかったのか、長いこと待機させていました。
その後に届いたダイダイを加工するとき、あ、一緒に剥こうかなー、と思ったのですがコロリと忘れ、はっと思い出して大慌てで着手。
幸い、ほんとうにしっかりした果実で、どこも傷まず、しぼんだりもほぼしていない状態でした。
「大変、大変、急がなきゃ」と(今更)思っていたせいかどうか、過程の写真はほぼ撮り忘れ。
![2008/12/22ポンデローサレモン ポンデローサレモン(ビッグレモン)](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/a6/a82e379bbfcae95fa00e10cbcf0dbac8.jpg) |
で、この写真は、2008年12月頃のものです。 ポンデローサレモンというのはこんな感じの黄色い柑橘です。 これまで何度か加工したことがありますが、すっかり黄色く熟すると、皮の白い部分にはほぼ苦みがありません(文旦とは違いますね)。 果肉は文旦よりやや柔らかめですが、レモン絞りで絞るにはちょっと固いかな、というもの。
今回は、青みの残った果実でした。 で、切ってみると、いつもと違う香り! いわゆるシトロン的な、香りと苦みがとても強いです。 普段はゆでこぼす必要がないくらいなのですが、今回は苦みが落ち着く程度までゆでこぼしたり晒したりしました。 (お砂糖をどっさり入れて煮るうちに苦みはだいぶ減るので、風味を生かすためにも苦みを抜きすぎないのがよいです)
ダイダイピールで、ゼリー化しないうちに乾燥させてしまって失敗したので、今回は、お砂糖をエイヤと入れて、レモン汁も入れて、きちんとゼリー化させました。
ゼリー化してきたな、という状態で、オーブンペーパーに挟み、ブリキ缶のフタにのせて、ホットプレートの保温モードで乾燥。 (天気が悪かったというのもある。真冬なら天日干しで済むのですが) 今回は、無事、もっちりしたピールが出来上がりました。
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![2021/03/03ポンデローサレモンピール ポンデローサレモンピール](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/3b/25f59906c261c367cca2abfc60e88e16.jpg) |
乾いたところで真空パック。 これを冷凍保存します。 果皮を6等分したので、6パックできました。
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![2021/03/03ポンデローサレモンピール ポンデローサレモンピール](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/c5/2a6f29270ac93e34d0d6bbcf94a9dd01.jpg) |
今回は、表面の黄色い部分はつけたまま加工しました。 (表皮がついていると、煮すぎても煮崩れるということがないので) なので使う時に、ゼスターグレーターで削るか、ナイフで剥く予定です。
ピールにする際は、いわゆるオレンジピール的に細長くスライスしようとすると、果皮がぶ厚いので、ボリューミーになりすぎます。 厚さ方向にふたつに分けて、細いピールにするか、もしくは厚さはそのまま、短く切って、パート・ド・フリュイ風(もしくはチョコレートボンボン風)の、小さなスクエア型にするのがいいかもしれません。
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