調べてみました。
●歴史
黒千石大豆は、戦前には緑肥大豆として北海道十勝地方で広く育てられていたものの、栽培に手間がかかるため、1970年代には生産が途絶え、以降絶滅した品種と言われていたそうです。
しかし、熱意ある人々により、約50粒の種が発見されたのだそうです。
この50粒(発芽したのは28粒!)をもとに、研究所にて商業生産可能な量まで種が増やされました。
その後、特色ある農業生産物を求めていた北海道北竜町の有志が、栽培を開始することになりました。
のち乙部町など道内各地で生産されるようになり、現在は、情報共有や産地の育成強化を図るため「黒千石事業協同組合」が設置されているそうです。
●黒千石大豆の特徴
・粒が小さい。
・水戻し時間も通常大豆より短くて済み、数時間戻した後、電気釜でごはんと一緒に炊くことができる。
・他の黒大豆より、大豆イソフラボンおよびポリフェノールの値が高い
(Fujika感想:ポリフェノールが皮に含まれているとしたら、比表面積の高い小粒品種は単位重量あたりポリフェノール値が高くなるのは当たり前だと思う)
・免疫系にいろいろいい効果をもたらす物質が含まれている(他の大豆にはない)
●流通
「豆」として販売されているだけでなく、納豆、きなこ、黒豆茶などのに加工品も流通しているようです。
健康効果はともかく、何しろ小粒で可愛くて、黒豆とは別物のようです。
丹波種の黒大豆は、何やらおそれおおくて普段使いには出来ない気がしますが、この小粒ちゃんは親しみやすい感じ。
ひじき煮に入れてみたところ、黒地に黒の保護色で全然目立ちませんが、ほどよい歯ごたえで、美味しいです。
(水で戻した後、下ゆでなしで直接投入しても大丈夫)
ごはんに炊き込むのも、今度やってみようと思っているところです。
黒千石の納豆も、美味しそうです。
納豆、自分で作れたらいいなあ・・・。
■参考情報
(1)Wikipedia 黒千石大豆
(2)今回の購入先 こだわり食材.comのアウトレット
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