採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

星の金貨(りんご)

2022-12-05 | +フルーツ

最近お気に入りのりんご「スリムレッド」を買おうとネット検索していました。
で、スリムレッドを扱っているりんご園さんで、別のりんごを発見。

「星の金貨」ですって。

これは初耳のりんご。
リンゴも最近品種が多くて、全くついて行けません。
りんご品種で頼りにしているのは、「青い森の片隅から」。

青森にお住まいの方だと思うのですが、何十種類ものりんごを実食し、綺麗な写真もとって、データベースにまとめていらっしゃいます。
「星の金貨」もちろん載っていました。
2004(平成16) 年にあおり15として品種登録、2005 (平成17)年2月に、品種愛称を、まばゆい黄色の果実を金貨にたとえて「星の金貨」とされたのだそうです。

種子親がふじ。花粉親が青り3号(その親は東光とリチャードデリシャス)だそうです。
特徴としては、
・食味が良く、貯蔵性が高い晩生品種。収穫期は10月下旬で、貯蔵性は冷蔵で、翌年6月末までと非常に良好。
・肉質は口当たりが良く、粗雑感はない。
・果汁が多く、甘味は強く、糖度16.8%を測定。
・酸味も適当で、香りも良く、洗練された食感のりんご。
・味に深みとさわやかさがあり、誰に試食してもらっても極めて好評で、異口同音に「うまい」「こんなうまいりんごは初めてだ」「どこで売っているの」…という

とのこと。
めちゃ美味しそうじゃない?
リンゴマイスターがベタ褒めしているなんて、すごいです。
その農園ではスリムレッドが販売開始前だったこともあり、星の金貨を注文してしまいました。

星の金貨(りんご)

このヒトが星の金貨。
黄色いりんごで、部分的にピンクに着色しています。(葉っぱの陰?日向?どちらでしょう)
シナノゴールドはあまりこういう着色はないですよね。
ほんのりした色合いでとても綺麗。

星の金貨(りんご)

切ったところ。
果肉はふじくらいの色かな?蜜は入らないタイプ。
芯はふじよりも少し小さ目に思います(ふじって芯が結構でっぱってますよね)。

味わってみると・・・
・ふじのような硬い食感
・洋梨のような?何かりんご的でない香りがする(ものもある)。複雑さを感じる。
・甘さはとても甘い
・酸味はあんまりない
・甘さの種類が普通のりんごと違って、余韻が長い。食べ終わった後味もずっと甘い感じがして、「濃厚」。
 (果糖じゃなくてショ糖とか別の糖なのかな??)
・果汁はあまりなくて、少し時間が経ったのかなと思う感じ。


買ってみて思ったのですが、そういえば私は、一般的に美味しいフルーツと言われるものよりも、だいぶ酸っぱめゾーンが当たりなのでした。
このりんごは、私の好みよりも酸っぱくない・・・。
「味に深みとさわやかさがあり」と評されていますが、今回買ったものは、深みはともかく、さわやかさは私は感じませんでした。
めちゃさわやか寄りが好みの私には、ちょっと違うかなーという味。

土地や育て方によっても違うでしょうけれど、星の金貨は、私の場合は箱買いは避けるべし、というリンゴでした。
(でも、袋売りならまた買ってみたい。「さわやか」な星の金貨に出会いたい・・・)
加熱すると、ふじの子だけあって、果肉のシャキシャキがしっかり残るタイプです。大半をりんごLOVEの実家に置いてきて、もう少しあるので、アップルパイ用か、プレザーブスタイルジャムにしてみようかな。


濃厚でしっかり甘く、シャキシャキ固いりんごが好きな方にはとってもおススメです。
複雑で濃厚で、美味しいりんごだとは思います。


 

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