去年は天候不順(?)で摘みに行きそびれてしまった桑の実。
(ブルーベリーを優先したら桑の時期を逸した)
あれから一年、もんもんと無念を募らせていたのでした。
そして、今年はとっても近いところに、小さ目の木を一本みつけました!
う、うれしい~。
こんな近くにしあわせの青い鳥が。
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5月中旬から「あっ、これは桑だ!」と目星をつけていましたが、ニンニクやらいろいろあって、摘みに行ったのは5月27日。
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こんなにいっぱい落ちてしまっていますが、でもまだ木の上にも沢山。
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この桑の実は、水はけのよい立地だからか、それとも木が若いからか、なんか健康そうな感じ。 とっても厄介な、あの桑実菌核病(白いカチカチの実が出来てしまう病気)が全然なし!
特にこのときは、数日雨が降っていなかったので乾燥気味で、触ってもべちょべちょするものが少なかったです。 そして、しっかりした実なので、冷蔵庫に入れて2日くらいは、カビなどの問題もありませんでした。 (他の場所の桑は、当日中に加熱までしてしまわないとカビがくる恐れが高い)
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大きさも、そこそこいい感じでは☆
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この日は、一粒づつ手摘みしたので、本当に綺麗な実が摘めました。
この後、日参する勢いで摘みに行っています。 手が届かないため、禁断の、カサの上で枝を振る、をやってしまったりして、そうするとやっぱりちょっと柔らかい実もあったのでした。
(写真あとで)
この桑の実は、粒がぽろぽろ脱落しやすいようです。 実の下端から粒が落ちるのは知っていましたが、中ほどからも落ちる感じ。 粒がぎゅうぎゅうすぎて一列もぎ取られているような・・・。 こういうのを食べてみると、よく熟している状態の甘~いものばかりでなく、酸味が残っているものもあったりします。過熟でなくても脱落してるということ・・・?
勿体ないので、こういうのも含めて使ってしまっています。(最初混ぜていたけど、2回目からは分けるようにしてみた)
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一煮してためておいて、近日中に瓶詰にします。
桑ジャム、久々だ~。
先月末日の桑摘み投稿を拝見しました。
恐らく、国内では養蚕業は廃れて久しく、お写真の桑の実も栽培品種ではなく、天然ものと勝手に想像しました。間違いであれば、お許し下さい。
亡くなった母の実家が往時の養蚕農家であり、盛時には季節労働者も幾人か雇用する規模の繁盛振りでした。それ故、母は小学生の頃から「お蚕様の養育」に多忙を極め、学校帰りから暗くなるまでひたすら、養蚕の手伝いに追い捲くられ、終業→夕食→入浴→就寝と息つく暇も無いほどだったそうです。
そんな母でしたが、農業体験の無い私を哀れんでか、初夏の終わり頃、枝もタワワに実った桑の実を房ごと毟り取っては、井戸水で軽くすすぎ次々と口に入れ、季節の恵みを賞味した思い出を何度も語ってくれたものです。
実際には、ハードな農作業に母は忙殺されていた為、桑の実をゆっくりと愉しむ余裕は殆ど無かった筈です。しかし、それ故に却って、激務の合間に口中を癒した「束の間の甘酸っぱい季節の果実」が譬えようもなく甜美な想い出に昇華し、中年以降の生活の倦みを退ける絶好のアクセントとなっていたのやも知れません。
撮影されています大量の桑の実、力強くも深い暗紫色に生命力が漲り、美味しいジャムに仕上がり来そうです。お元気で。
ご想像の通り、この桑の木は自生してきたものだと思います。
お母様のおうちは養蚕農家だったのですね。本で読んだだけですが、休む間もない激務と聞きました。養蚕用に葉っぱを頻繁に刈り取る桑の木には実がならないと読んだこともあります。お母様が召し上がったのは、桑の実おやつ用にキープしてあった木かなあ、と考えたりも。
子供の頃に(摘んで)食べたものの味というのはずーっと幸せな記憶と共に残りますよね。ものがあまりない時代だと尚更。
ジャム、沢山できました☆お裾分けできたらいいのになあ。