(月曜にアップしましたが、タグを間違えたようでフォームが崩れてて文章なども抜け落ちていたので、修正しました)
いま我が家にはいろいろな柑橘があります。
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これ全部、違う種類。 大半は、柑橘天国愛媛からの頂きものです。 (かずさん、ありがとうございます!!!)
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大きい順から並べると、宇和ゴールド(河内晩柑)、甘平、はれひめ、八朔、タロッコ、ピンクネーブル、たまみ、媛小春、伊予柑(おそらく)、黄金柑(おそらく)、じゃばら、花柚子。
馴染みがあるものや、想像がつくものが大半ですが、「あなた、どなたでしたっけ?」と言いたくなる全く未知のものが二つ。 はれひめとたまみ。 このふたりのお嬢さんたちについてじっくり調べてみることにしました。
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こちらがはれひめ。 つやつやした皮で、比較的濃いめのオレンジ色。サイズは大き目で、こんもり中高の形状。 皮は浮皮というほどではないかもしれませんが、触るとふんわり感があります。
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たまみは、はれひめよりは明るい色。 表面がぶつぶつとくぼみがあって、美肌ではないです。(小鼻の横のぶつぶつみたい) 大きいものは、皮がぶかぶかな感じ。 サイズは大小いろいろなのかな。 扁平な形状です。
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はれひめとたまみ。
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割ってみました。 どちらも簡単に手で皮が剥けるタイプです。 はれひめがやや中高で、たまみは扁平なのが分かります。
伊予柑は、皮を剥いただけで、甘いスイートオレンジの香りが漂いますが、この二つに関しては、皮の香りはそれほどでもありませんでした。
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皮ですが、はれひめは、伊予柑系の、内側がふわふわとワタのような皮。 たまみは、温州みかんのような皮。
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房のようす。 はれひめは、綿のようなスジがついて、果肉は伊予柑に似た感じの柔らかめな感じ。 たまみは、スジが少な目で、薄い皮から果肉が透けて見えるところが、雪花石膏(アラバスター)のように綺麗。甘平と似ています。
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たまみの果肉は、ぷりぷり固め。ここも甘平みたい! 皮が剥きやすいみかん系でパリパリ食感は、甘平とポンカンくらいだと思っていたのでびっくり。 (大玉系は文旦や八朔がありますが) 味は、甘酸っぱく濃い味で美味しいです。 これは!覚えなくては!(こういうタイプが好みなのです) これまでノーマークでした。
はれひめの果肉は、写真撮り忘れましたが、伊予柑のようなジューシーな感じ。 ものにもよりますが、酸味はほぼない~弱めのようでした。 皮は手で剥けるので、はれひめは、伊予柑を、皮を剥きやすくした感じかな。 房の薄皮は食べてしまうことも出来ますが、薄皮に比べて果肉が柔らかいので、ないほうが嬉しいかも。 伊予柑みたいに剥くか、しごいて食べるのがいいかもしれません。
はれひめの特徴はむしろ皮に。 確認のためちょっとかじってみたところ、柔らかく苦みも全然なく、生のままでもちもちとしておいしいのです。 (別のものも食べてみた結果、時間が経過して酸が抜けた実ほど、皮の苦みも抜けているような気がしました。 酸味があるものの場合、多少は皮にも刺激が残っています。でも長時間の水さらしなどは不要な程度。)
あれ?柑橘の皮ってこんなに柔らかかった? 伊予柑はどうだっけ?と伊予柑の皮をかじってみましたが、伊予柑は普通ナイフで切り目をいれるだけあって、皮の表面付近がしっかり固かったです。
この皮は使わなくては損です。
とりあえず簡単ママレードを作ってみることにします。
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こうやって刻んで、お砂糖と水適量をふりかけ、電子レンジへ。 (果肉はうっかり全部食べてしまいました・・・)
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ほんの数分で柔らかく煮えて、はれひめ皮ジャムの出来上がり。 加熱した後に内側の白いところが白いままに残るのも、伊予柑に似ています。 (品種によって違っていて、例えば八朔は白かったところは透明に煮えます)
(酸味がなくては美味しくないので、このあと酸っぱい黄金柑の果汁を絞って、甘酸っぱく調味しなおしました。)
■まとめ はれひめ ・伊予柑の、皮が剥きやすいタイプ ・皮は柔らかくてアクが少ないのでママレードにぴったり。サラダもいいかも。
たまみ ・皮が剥きやすく果肉はパリパリ、甘平の双子の姉みたいな感じ ・酸味があって美味しい ※次は香りに注意して食べる
=========== 書き終わったあとで気づいたのですが、今回初対面だと思っていたたまみ、2016年の3月にも食べて記事にしていました。
そのときは、食べたときの香りがよくてびっくりしていました。 お気に入りになっていたはずなのに、忘れていました・・・。 そして、食感に関する記載はなし。伊予柑系、と書いてあったので、パリパリ感はなかったんじゃないかな・・・。 今回は、香りに関しては特段の印象はなかったし・・・。 育て方などなど、個体差があるのかもしれません。
てっきり初対面かと思って書いてしまった記事ですが、実際そう思った訳なのでこのままアップしてしまいます。 スミマセン。お恥ずかしい。 「初めまして!」とご挨拶したのに、「いや、前にもお会いしてますよ」と言われたときのような気まずさ。 ぐぬぬ。
もう忘れないように、5キロくらい取り寄せるかなあ、んもー。 丁度いま旬みたいなのです。 買っちゃう?
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柑橘王国の四国は地元にしか売ってない柑橘があるんでしょうね…
たまみはもしかしたらスーパーで見かけたことがあるかも?はれひめはないです。新しい品種なのかなぁ?
これから柑橘の皮でジャムやピール作りが忙しくなりますね。Fujikaさんは輪切りのピールを作ったことがありますか?市販のもので、レモンや八朔の輪切りピールがとても美味しくて作ってみたいです。
スーパーではれひめ、たまみを見つけたら食べてみたいです!
はれひめとたまみは「お嬢さん」なんですね。じゃあ甘平は坊ちゃんかな(笑)
宇和ゴールドは近所では見かけないので食べたことないんですが、おっきいですねぇ!
今年は、たんかん、はるか、金柑、ぽんかんのママレードを作りました。柑橘いっぱいの季節、幸せです。
天候によっても随分と違ってきますね。
https://blog.goo.ne.jp/fujika_0000/e/5f2a9cab0cebe3fa49c6dd4ba84e403e
youtubeでもいろいろレシピが出てくるようです。
八朔の輪切りですか!皮もじょうのうも固い気がしますが、プロの技術で圧力をかけて煮るのかしらん。。。
作ったら教えて下さいね~。
宇和ゴールドは、河内晩柑と同じものです。これならスーパーでも見るのではないでしょうか?
和製グレープフルーツともいったりしますが、さわやかでジューシーで美味しいので一度お試し下さい。
ぽんかんの皮ってちょっと辛い印象ですが、ぽんかんママレード、どんな感じになるのかなあ。
外皮は刻み、じょうのうはそのまま煮る感じでしょうか。
その後、たまみが気になって取り寄せてみました。
お義父様の産地に近いかなと大三島のものですが、他よりだいぶ安かったものでした。
結果は、甘くて味は濃かったですが、平たくて四角いタネが結構沢山あり、じょうのうは2枚重なると歯では噛み千切れない固さで、香りは特にきわだつものはなし、と、これまでの2つとも違うものでした。
(せとかのえもいわれぬ高級感と比べると割とカジュアルな、みかんの一種、という感じ・・・)
作り手や気候などでずいぶん変わってくるものなのですね。たまみを品種開発した研究者さん達は、いまの各地のたまみを食べたら、個性の違いにびっくりするかも。