ここのところ那須にちょくちょく行っているのは、屋根工事をしているからです。
はじまりは、春ごろだったか。
那須の庭で何かしていたとき、
「いま近所で工事をしている塗装屋ですが、おたくの屋根、そろそろ塗った方がいいのでは」
と声をかけてきてくれた人がいました。
しばらく前から、コケとかも生えてきているし気になっていたので、その塗装業者さんに見積をお願いすることにしました。
うちの屋根はアスファルトシングルという柔らかい素材で出来たタイプです。
このタイプの屋根について自分でも調べてみて、屋根のリフォームには、いろいろな工法とそれぞれメリット・デメリットがあることが分かりました。
家の屋根なんて、これまでの人生、気にしたことがなかったし、瓦かそうでないか、くらいしか見分けつかないし、屋根の部位の名前も分からないし、はじめはほんと、ちんぷんかんぷんでした。
1■足場を組むか組まないか(塗装するかそれ以外か)
・足場を組まない場合=既存屋根に塗装(塗装でも足場組むという業者もいる)
メリット:足場を組まないのでその分安い。
デメリット:既にかなりボロくなっている屋根材に塗装しても、効果は数年程度の可能性もある。「工事費÷耐用年数」で考えると、安いかどうか不明
・足場を組む場合=各種工法(葺き替えまたはカバー工法)
メリット:葺き替えでもカバー工法でも、新しい屋根材を使うことになるので耐用年数は長い。あと、足場を利用させてもらってして、DIYで壁とか塗れちゃうかも。
デメリット:足場を組む分、値段が高くなる
2■既存屋根材を剥がすかカバー工法か
・既存の屋根材を剥がす
メリット:屋根の土台のいたみなどが分かる
デメリット:剥がす手間、剥がしたものの処分費などがかかるため、割高
・既存の屋根材の上に次の屋根材をかぶせる(カバー工法)
メリット:既存の屋根の上に施工するため、剥がす手間、処分費がかからず割安。
デメリット:何十年か後に再度の屋根工事が必要になった場合、この上にさらにカバーするのは不可。
その時は全部剥がすことになり、剥がす手間がかかり、廃棄物は2倍となる。
⇒剥がすのではなくカバー工法がよさそう。
3■新たに施工する屋根材
・アスファルトシングル
メリット:少しだけ安い。(原価は相当安いらしい)
デメリット:ぺらりとした柔らかいちゃちな素材のため耐久年数は鋼板に劣る。
・ガルバリウム鋼板
メリット:丈夫。耐久年数が相当ある。(屋根屋さんのYoutubeではこちらを勧めていました)
デメリット:割高。雨音がややうるさい。
(あと私の想像ですが廃棄するときは相当かさばりそう)
⇒もともとがアスファルトシングルで、ぺらっとした薄い素材だけれど、結局25年ほどももったので、(もし塗装でないならば)使う素材は同じでいいかなー・・・。
見積もりをお願いしたくても業者のあてもなく、最初は途方に暮れました。
いろいろ探して、「家仲間コム」というリフォーム業者相談サイトを発見。
相談内容を投稿すると、我こそはという業者さんから返事が頂けて、見積もりも依頼できる、というものです。
塗装かカバー工法かも含めて相談したところ、いくつかの業者さんからお返事が。
塗装業者さんと、屋根葺き業者さん、両方に相談することができました。
見積もりを見てみると、たとえ足場を組んだとしても、やはり塗装の方がだいぶ安くて心惹かれます。
でも、屋根表面以外にも直した方がいい場所があったこともあり、足場を組んで、アスファルトシングルでカバー工法にすることにします。
同じ工法で、ほぼ近い見積額のところが2社あったのですが、今回は、対応がとても丁寧だった「アールグレイ・パートナーズ」という業者さんに依頼することにしました。
好印象のひとつはこの現地調査報告書。
また行って、いろいろ見てきたいと思います。
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