年明け早々、台湾に行ってきました。
(ダンナサマの旧友のお祝いの会があったのでした。)
この時期に台湾に行くのは、私にとっては珍しいです。
真冬に相当する時期ですが、服は、木綿の長袖+念のため木綿の羽織ものくらいで大丈夫です。
暑くもなく寒くもない、丁度いい気候ですが、台湾の植物にとってはやはり冬みたいで、花もあまりみかけず、葉っぱもおとなしめで、みんな盛夏に備えてひとやすみしているようでした。
フルーツも、やや少な目の時期かもしれません。
(大きな果物屋さんには行くひまがなかったのですが)
小さいお店やホテルの朝食で見たのは、大好きな蓮霧、パッションフルーツ、パパイヤ、スイカ、そして蜜棗(インドナツメ)。
蜜棗は、2011年に記事にしていましたが、今回、前とは印象が違ったのでご紹介します。
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こちらが蜜棗。 これまでの印象では、長円形というのかな、やや縦に長い形状だと思っていましたが、今回見かけたのはほぼ真ん丸。 この緑色もあいまって、青りんごかと見紛うほどでした。(日本のりんごよりはだいぶ小さいです) この皮は薄くてそのまま食べてしまえますが、台湾の方でも、剥いて食べる方が好みの人もいるようです。
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果肉は白くて緻密でサクサク。 (熟して黄色くなってくると柔らかくなるようですが・・) 中には砲弾型のタネが入っています。 桃やプラム、梅などの実には左右に分かれる線があって、それに沿うようにタネに「継ぎ目」的なものがありますが、蜜棗にの実には線はなくタネに継ぎ目もないです。
酸味はほとんどなく、梨的な味わい。 サクサクではありますが結構ジューシーで、とても甘いです。 以前食べたときは、果汁が多少ねぱ~としているのを感じましたが、今回は、そのねぱねぱ感はほとんどなし。 以前より、相当美味しい果物になっていました。
そして、今回初めて見た(食べた)のは、蜜棗を干したもの。
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黒くなっていて、固めに干したドライプルーンのようです。 食べてみても、とってもプルーンぽい感じ。 パッケージを捨てて来てしまって、「あれ、これってプルーンだったのかな?」と思ったほどでしたが、 中にはちゃんと、蜜棗の砲弾型のタネが入っていました。
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もう一個食べてみると、うむ、なるほど、プルーンとは違う味。 酸味がなくて、かすかに黒糖っぽい風味があって、果肉は緻密、果皮はごく薄いです。 甘いドライフルーツ、デーツ、干し柿、プルーンだったら、やっぱプルーンに一番似ているかな。プルーンから酸味を引いたような味です。 頑張って種から剥がして、ペカンナッツを挟んで食べても美味しかったです。
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台湾のドライフルーツは、その果物の旬の時期+α、くらいで売り切れてしまうことが多いです。
(というか、そういう小規模生産のものが美味しいような気がします)
今回、干した蜜棗に出会えてよかったです。
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