れんげの画像日記

移り変わる季節の庭の花々、お散歩途中で見つけた野の花、
里山での風景などを、日記風に綴って行けたらいいと思っています。

ジュウニヒトエ&キランソウ

2013-04-20 07:47:21 | 野の花日記

ジュウニヒトエ&キランソウ
<シソ科キランソウ属>

本来の野生のものは、白っぽい花だが、
園芸用に紫色の濃い花がよく庭先などで
見かける。
この花の重なって咲く姿を宮中の礼装としての
十二単に見立てた名。
花茎が数本たち、輪生し穂状の花を咲かす。
唇形の花で、上唇は小さく下唇は幅広く深く3裂する。

キランソウ
花はジュウニヒトエの一重のようだ。

キランソウ
<シソ科キランソウ属>
人里の畦などによくみられる多年草。
全体に縮れた毛が生える。
茎は地面をはって広がり、葉はロゼッタ状。
上唇は短く2裂し、下唇は大きく3裂する。
別名はジゴクノカマノフタ

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ヒメカンスゲ&トダスゲ

2013-04-19 04:36:49 | 野の花日記

ヒメカンスゲ
<カヤツリグサ科スゲ属>

乾燥した山野や道端に生える常緑の多年草。
根茎から多数の針状のかたい葉をだす。
小穂は暗褐色で茎の先につく。
東京では芝のなかなどでよくみかける。


下はトダスゲ

トダスゲ
<スゲ属>

湿地帯に生え、
川の水があふれるたびに流れてくる自然の肥料により、
よく育つ。
トダスゲの名は採取地である荒川の戸田の名をとった。

50年代に絶滅したと考えられていたが、
現在は戸田市の彩湖で保護されている。

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ヘラオオバコ&オオバコ

2013-04-18 11:47:21 | 野の花日記

ヘラオオバコ
<オオバコ科オオバコ属>


ヨーロッパ原産。
日本には幕末の頃、渡来。
葉は細長く、へら形で全て根生する。
花茎は蕾をつけたまま伸び、30~80センチになり、
先端に円柱形の花穂をつける。
花の外側に長く伸びた雄蕊が下から順にのびあがる姿が
愛嬌がある。

オオバコ
<オオバコ科オオバコ属>

オオバコを探したが、見つからないので
画像はお借りいたしました。
本来なら
人が踏みつけるような道端や空き地に生えているのに・・。

漢名は車前草(しゃぜんそう)で、
車の通る道にも生えることによる。
この葉や種子は咳止めの薬になる。
初夏に葉間から白い小花を穂状に多数つける。

<俳句歳時記>夏
車前草(おほばこのはな)
[大車前(おほばこ)、おんばこ・かへるば]

車前草の花のよごれや牧場口  鈴鹿野風呂

水車みち車前草早く濡れにけり  飯田 蛇笏

湖畔にて車前草の露滂沱たり   富安風生

話しつゝおほばこの葉を踏んでゆく 星野 立子

車前草今年勤めて日焼けたり    大野 林火


 


 

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シロツメクサ&アカツメクサ&コメツブツメクサ

2013-04-17 04:39:32 | 野の花日記

シロツメクサ
<マメ科シャジクソウ属>

ヨーロッパ、北アフリカ原産の多年草
クローバーの名で親しまれている。
花は白色で多数の花が密生して頭状につく。
葉は普通3葉からなるが、
まれに4枚のものがあり、
四ツ葉のクローバーとして喜ばれる。

アカツメクサ
<マメ科シャジクソウ属>
ムラサキツメクサとも言う

ヨーロッパ原産の多年草。
牧草として輸入されたものが野生化した。
葉のわきに多数の赤紫色の花が密生して頭状に集まり咲く。

コメツブツメクサ
<マメ科シャジクソウ属>


ヨーロッパ、西アジア原産の1年草。
葉は3小葉からなり、
小型で黄色の蝶形花が密生してつく。
花は、3~4ミリ。


<俳句歳時記>春
クローバー
[白詰草(しろつめくさ)]

 轍にもクローバーの群れしなやかに   堀内 幸子

 密談の少女ら四つ葉のクローバー   和田 幸司

 人は嘘の木夕餉澄むしろつめ草     白井 惠子

 踏みにじるぼくを射返せクローバー   山岸 竜治

 白詰草飯盛ることののどかなり      新間 洵子

 
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ナガミヒナゲシ&白花のナガミヒナゲシ&ヒナゲシ

2013-04-16 06:07:24 | 野の花日記

ナガミヒナゲシ
<ケシ科ケシ属>

60年代に最初に気づかれ広がった
ヨーロッパ原産の帰化植物。
花はヒナゲシに無い橙紅色で、
果実は丸くならず細長い特徴から区別できる。
名前はその長実からきている。
アメリカでは
花の種として売られている。
それを購入し、育てた人から逸出して増えたのかもしれない。

白花ナガミヒナゲシ
(ケシ科ケシ属)

☆ナガミヒナゲシに白花があると聞いた。
探したら、本当に出会った!


 

ヒナゲシ(ポピー)
<ケシ科ケシ属>
ヨーロッパ原産
古代エジプトの墓の壁画に描かれている。
漢名は虞美人草、
楚の項羽の愛した虞美人の墓に植えられたと言う
漱石の「虞美人草」の作品の名は、
知人と散歩中に買った鉢花を植木屋から
聞いてつけたのが名作の「虞美人草」。


 

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アオダモの花

2013-04-15 06:05:35 | 野の花日記

アオダモの花
<モクセイ科トネリコ属>
別名
(コバノトネリコ・アオタゴ)

山地に生える落葉高木。
樹皮は暗灰色。
葉は奇数羽状複葉で長さ10~15センチ、
小葉は1~3対ある。
4~5月、
本年度の枝先から円錐花序をだし、
小さな白い花を多数つける。
花冠は4全裂し、線形。
雌雄異株。
翼果は、長さ2~3センチの倒披針形。

和名は枝を切って水につけると水が青くなることによる。
枝を水に浸けて暫くすると水が青い蛍光色になると言う。

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イヌコリヤナギの綿毛(柳絮)

2013-04-14 11:00:56 | 野の花日記

イヌコリヤナギの綿毛(柳絮)
<ヤナギ科ヤナギ属>

日当たりのいい川岸、
湿地、丘陵などの湿った場所に生える落葉低木。
よく分岐する。
枝は無毛で、細くまっすぐに伸び、
やや光沢のある緑褐色~紅紫色。
冬芽は
やや扁平な長卵形で帽子状の1個の鱗片に包まれている。
花芽は葉芽より大きい。
若葉は黄緑色~紅色で、ふちは裏面に強く巻く。
成葉は対生、時に互生し、
狭長楕円形。表面は濃緑色、裏面は粉白色。
葉に先だって、
尾状花序を斜めにまたは開いてだす。
葯は濃紅色で、黄色い花粉を出した後、黒くなる。
雄花の子房は卵形で白い綿毛が密生する。

風が吹くと白い綿毛が川の上を飛んで行った。

<俳句歳時記>春
柳絮(りゅうじょ)
[柳の絮(わた)、柳の花、柳絮飛ぶ]

さながらに柳絮吹雪の虚空かな    福田 蓼汀


柳絮とぶひかりの時の過ぎゆくに   高嶋 茂

力餅食べて柳絮を掴みけり       堀口 星眠

柳絮飛び飛ぶ満月の人の中       川端 展宏


 

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カテンソウ

2013-04-13 07:28:27 | 野の花日記

カテンソウ
<イラクサ科カテンソウ属>

山野の林の下に咲く多年草で
地味な茶色の小さな花です。

葉は互生し、
菱形状卵形で長さ幅とも1~3センチ。
上部の葉のわきから花柄をだし、
雄花をかためてつける。
雌花は上部の葉のつけ根にかたまってつく。

 

 

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ムラサキケマン&シロバナ&キケマン&ジロボウエンゴサク

2013-04-12 07:08:13 | 野の花日記

 

ムラサキケマン
<ケシ科キケマン属>

平地や山麓など湿った所に生える・と図鑑にあるが・・
実は東京のコンクリートの隙間に咲いているのをよく見る。

白花は珍しい。

キケマン


<ケシ科キケマン属>
林の下などに生える黄色のケマンソウ。
茎は白粉を帯びた緑色で、
悪臭のある汁液をだす。
春に総状花序に黄色で管状の花を横向きにつける。

 


ジロボウエンゴサク

<ケシ科キケマン属>
低地の草原などにはえる多年草。
上手に育てると、あちこちに種を飛ばして増えます。
葉は緑色でやわらかく、
小型で繊細な青紫色の総状の筒型で
先端は唇状に開く花を少数つける。

 

 

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カラスノエンドウ&スズメノエンドウ&カスマグサ

2013-04-11 07:17:43 | 野の花日記

カラスノエンドウ
<マメ科・ソラマメ属>

ヤハズノエンドウとも言う。
葉は互生し、
3~7対の小葉からなる羽状複葉
全体に軟毛があり先にまき髭がある。
花は紅紫色で、15ミリほどの蝶形花。
豆果は広線形で黒く熟す。


スズメノエンドウ
<マメ科・ソラマメ属>

葉はカラスノエンドウに似ているが、
花は白紫色で長さ3~4ミリの小さな花。

カマスグサ
<マメ科ソラマメ属>


花は淡青紫色で、
長さ5~1,5ミリの小さな花。
カラスノエンドウとスズメノエンドウの中間的な形をもつ。

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